地域文化の保全と活用
【現況と課題】
本町は、豊かな自然環境を誇り、東郷池周辺を中心に多くの歴史文化遺産を有しています。今後、これらの貴重な財産を守り伝えていくため、啓発活動等を通じて文化財保護思想の普及を図るとともに、各種の文物や史跡、民俗・伝統芸能など、これまで受け継がれてきた有形無形の文化遺産を次代に継承することが必要です。
また、文化財の保護、保存にとどまらず、文化財を観光資源として、或いは生涯学習の対象に据える等様々な形で活用しながら、「文化のまち・湯梨浜」を県内外へ向けて積極的に情報発信することが必要です。
同時に、歴史民俗資料館、ハワイ風土記館等既存の文化施設については、展示内容を見直すとともに、文化活動の拠点とするなど、その活用方法を検討し、専門家の意見も取り入れながら利用拡大を図る必要があります。
【施策の内容】
文化財の保護と活用
貴重な郷土の文化遺産の保護･保存に努め、指定文化財の管理や収集資料の整理を行います。
また、町内の伝統文化・芸能の担い手を育成し、活動に対する支援を行います。
さらに、文化財を地域振興の核に据え、町おこしの起爆剤として活用しながら、県内外に情報発信するとともに、文化財の広報・啓発事業及び歴史民俗資料館等施設の有効活用と町民の意識高揚に努めます。
文化・芸術活動の振興
町民一人ひとりが個性豊かで文化的な生活を送るため、自主的な芸術、文化活動を支援するとともに、ゆりはま芸能大会等各種イベントの開催、町民ミュージカルの支援等文化活動の発信の場の確保に努めます。
また、ハワイアロハホールを芸術文化の拠点として位置づけ、優れた芸術鑑賞の機会や文化交流の場を提供します。
