構想

1.まちづくりの理念

 わたしたちの湯梨浜町は、上質で豊富な湯量に恵まれた温泉資源、全国でも有数の産地である二十世紀梨、日本海に広がる白砂青松の海岸など、四季折々に移ろいゆく美しい自然環境に恵まれています。それらの地域資源を守り、活かしていくとともに、地域で古くから大切に伝承されてきた歴史や文化資源との共生を図りながら、湯梨浜町らしい新たな魅力を創出していくことが重要です。
 そのため、地域を支える住民一人ひとりが自信と誇りを持てるまちづくりの推進が必要であり、古くから培われてきた人と地域の相互連携をさらに深め、人と人が支え合い、助け合いながら、心豊かな暮らしができる自立したまちづくりの推進に努めます。
 本町は、平成16(2004)年に誕生して以来、6年が経過しました。その間、第1次総合計画に基づいた様々な施策を推進してきましたが、新たな時代の到来に向けた課題を整理、検証し、より発展的なまちづくりの推進のために、施策として反映する必要があります。
 今後、これまでの取り組みをさらに推進していくために、第1次総合計画のまちづくりのテーマである「げんき・いきいき・かがやきのまち」の精神を継承し、より具体的かつ発展的な取り組みの中で、町の均衡ある発展と特色あるまちづくりを推進します。

2.まちづくりの基本目標

 まちづくりの理念に基づき、「げんき・いきいき・かがやきのまち」の実現に向けて、次の6つの基本目標を掲げ、町民と行政が協働しながら積極的な施策の推進を図ります。

1.次代を担う心豊かな人が育つまちづくり

 青少年が、心豊かに、明るく、たくましく生きる力を身に付けられるよう、地域社会全体で支えながら、ふるさとを思う心、郷土を愛する心を育む新たな時代を担う健やかな青少年の育成に努めます。

2.未来を創造する先駆的なまちづくり

 情報通信環境の充実を図りながら、住民生活の利便性の向上に努めるとともに、省資源・エネルギーなど、環境にやさしいまちづくりを推進します。

3.にぎわいと活力あふれる産業のまちづくり

 地域資源を活かした個性豊かな産業の振興に努めながら、既存産業の充実はもとより、様々な産業の連携による新たな活力を創出します。

4.安全で住みやすく環境と共生するまちづくり

 豊かな自然環境と住民生活に密着した道路等の基盤整備との調和を図りながら、環境に配慮した快適でやさしいまちづくりを推進します。

5.共に支え合い笑顔いっぱいのまちづくり

 子どもからお年寄り、障がいのある人など、すべての人が笑顔にあふれ、いつまでも健康で生きがいの持てる安心、安全のまちづくりを推進します。

6.参画と協働による町民が主役のまちづくり

 町民一人ひとりが主体的かつ積極的にまちづくりに参画できる仕組みをつくり、町民相互のふれあいによる連帯感あふれる地域社会を構築します。