はじめに

 わが国は今、少子高齢社会の進行に伴う人口減の時代にあります。また、この状況が当分続くことから、長期化するデフレーションへの対応、さらには、財政・福祉・環境等様々な分野における持続的発展可能な新たな制度設計や改革が求められています。
 地方においても同様で、生産年齢人口の減少等による地域力の低下や経済活動の縮小などによる将来への不安を抱えています。
 このような状況の中、このたび「第2次湯梨浜町総合計画」を策定しました。この計画は、「基本構想」で、平成23年度から32年度までの10年間のまちづくりの基本理念を示し、「基本計画」では、平成23年度から27年度までの5年間の分野ごとの施策の方向性や主要施策を掲げ、さらに「重点課題」として、6分野17項目を掲げ、目標数値達成に向けた取り組みを行うことにしています。
 今後5年間、この計画を道しるべに湯梨浜のまちづくりを推進してまいりますが、少なくとも年に1回は進捗状況を確認し、検証を加え、必要な改善や新規要素の織り込みなどをしながら「げんき・いきいき・かがやきのまち」の創出に取り組んでまいりたいと思います。
 困難な時代に、地域の活力を維持し、住民福祉の向上を図るには、不断の行財政改革を推進し、将来発展のための種をまき育てながら、住民との協働によるまちづくりを推進することが必要です。
 湯梨浜の特長を活かし、足腰が強く、温かさと魅力に溢れるまちにするため、町民の皆さんの一層のご理解とご参画をお願いするものです。
 終わりになりましたが、この計画策定にあたりご尽力をいただいた総合計画審議会委員の皆様をはじめ関係各位に厚くお礼を申し上げます。

  平成23年3月

湯梨浜町長 宮 脇 正 道

湯梨浜町

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