課題

1.人づくり分野

  元気で活力あるまちづくりを推進するためには、地域を支える人づくりが重要なテーマです。
 そのため、将来を担う明るくたくましい子どもたちを社会全体で育成することや地域の活性化、振興の中核となる人材の育成、だれもが安心して暮らし、健康で生きがいのもてる社会を構築するためのボランティアの育成、ネットワークづくりなど、まちづくりの様々な分野において、活気に満ちた元気な人づくりを推進します。

2.産業振興分野

 農業を取り巻く環境は、農業所得や就業人口の大幅な減少、担い手の高齢化・担い手不足の深刻化、耕作放棄地の増加が顕著になっており、農村地域の活力は徐々に低下しています。これまでの個人経営による農業には限界があり、様々な課題に対処しながら、町の農業が基幹的産業として発展していくための施策を推進する必要があります。
 そのため、集落の中で中心となる認定農業者や担い手を支援しながら、地域集団で農業を行う多角的経営の促進を図ります。

3.環境共生分野

 環境汚染が地球規模で議論される中、自然生態系への悪影響など、地球環境問題は時を経るごとにその深刻さを増しています。
 活力ある地域づくりを進めるために、脱温暖化、環境共生の視点から取り組むとともに、自然環境への負荷軽減について一人ひとりが考え、行動することが大切です。そして、この取り組みを地域全体の取り組みとして発展させていくことが重要であり、その活動が環境共生の実現につながっていくものと考えています。
 そのため、自然エネルギーの活用やごみの減量化・再資源化、水質の浄化等を進めながら、環境教育の推進など、住民意識の高揚に努めます。



少人数学級
鳥取県では、平成14(2002)年度から義務教育への導入時と中学校入学後に急増する諸課題を未然に防止するため、小学校1・2年生、中学校1年生についての学級編制の少人数化を実施している。様々な教育課題を解決するため、児童・生徒一人ひとりに応じたきめ細やかな指導を充実させ、学校生活への対応の円滑化、基本的な生活習慣の習得、基礎学力等の定着を図ることを目的とする。湯梨浜町では、小学1・2年生30人、小学3〜中学1年生33人、中学2・3年生35人の少人数学級を実施(平成22年度)。
温室効果ガス
地球温暖化とは、人間の活動が活発になるにつれて温室効果ガスが大気中に大量に放出され、地球全体の平均気温が上昇する現象のこと。二酸化炭素、メタン、亜酸化窒素、フロン等が温室効果ガスと言われている。