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長瀬高浜遺跡発掘調査速報展を開催します

ページID:0024111 更新日:2025年1月17日更新 印刷ページ表示

長瀬高浜遺跡発掘調査速報展

砂丘により形成された内海(東郷湖)のほとりで、日本海交流によって繁栄した山陰地方最大級の古墳時代の集落・長瀬高浜遺跡。
令和4年から行われていた発掘調査が昨年末で終了し、全国的にも珍しい新発見の数々を初公開します!

展示概要

【期間】2025年1月25日(土曜日)~2月2日(日曜日)※休館日無し

【時間】午前9時~午後4時30分(入館は午後4時まで)

【場所】湯梨浜町羽合歴史民俗資料館(〒682-0723鳥取県東伯郡湯梨浜町久留19-1)

【料金】一般200円 小中学生100円
    団体(20名以上)一般160円 小中学生60円
    ※1月26日(日曜日)は特別に入館無料

【その他】
・10月10日から開催中の長瀬高浜遺跡発見50周年記念特別展示「砂とうみの物語」の展示スペースの一部を利用した展示となります。
・期間中は土日のみ職員が常駐しています。平日に入館希望の方は、隣接する湯梨浜町役場別館の職員にお声かけいただくか、湯梨浜町教育委員会(電話0858-35-5367)までお電話ください。
・展示室内は写真撮影可能です。ぜひSNSなどで宣伝してください。
・動画の撮影はご遠慮ください。
・展示室は1階と2階にありますが、階段のみでエレベーターはございません。

主な展示品

飛禽鏡

【飛禽鏡(ひきんきょう)】
古墳時代前期の竪穴建物跡から出土した、飛ぶ鳥をモチーフにした図が描かれた中国製(後漢~三国時代)の銅鏡で、破片のまま使用された「破鏡」です。
県内で2例目、全国でも十数例しか出土していない貴重なもので、竪穴建物跡からの出土は全国初です。

筒形銅器(舌)

【筒形銅器の舌(ぜつ)】
古墳時代前期の竪穴建物跡から出土した、槍などの柄の下端に取り付ける飾り金具の一部です。筒形銅器は内部の空洞に舌(金属製の棒)を入れ、音を鳴らして使用しました。
今回出土したのは青銅製の舌のみですが、筒形銅器の出土は県内で3例目で、古墳ではなく集落から出土するのは非常に珍しいです。

製塩土器

【製塩土器】
古墳時代前期の竪穴建物跡から出土した、塩作り専用の土器です。濃い塩水を煮詰めて塩の結晶を取り出すために使用されたとみられます。
大阪湾沿岸で出土するタイプのもので、山陰初の出土となります。

展示解説を実施します

令和の発掘調査を担当した鳥取県教育文化財団調査室の職員が、調査成果をわかりやすく解説します。

【日時】2025年1月26日(日曜日)
    1回目:午前11時~ 2回目:午後2時~(申込不要)

 

共催 湯梨浜町教育委員会 (公財)鳥取県教育文化財団調査室