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特定健康診査・特定保健指導について

印刷用ページを表示する掲載日:2024年10月8日更新 <外部リンク>

特定健診とは

日本人の死因の約5割は、がんや心臓病、脳卒中などの生活習慣病です。 生活習慣病は、今や健康長寿の最大の阻害要因となるだけでなく、国民医療費にも大きな影響を与えています。

 その多くは、不健全な生活の積み重ねによって内臓脂肪型肥満となり、これが原因となって引き起こされるものですが、これは個人が日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙を実践することによって予防することができるものです。

 この生活習慣病の発症の多くに、内臓脂肪の蓄積によって引き起こされるメタボリックシンドローム※が関係していることに着目した健診が、特定健康診査で、以下の項目を実施します。

必須項目
  1. 質問票(服薬歴、喫煙歴等)
  2. 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
  3. 理学的検査(身体診察)
  4. 血圧測定
  5. 血液検査
     ・脂質検査(空腹時中性脂肪、やむを得ない場合には随時中性脂肪、HDLコレステロール、LDLコレステロール)

     ・血糖検査(HbA1cまたは空腹時血糖)

         ・肝機能検査(AST、ALT、γ‐GTP)

         ・腎機能検査(クレアチニン、尿酸)

    6. 検尿(尿糖、尿蛋白)

詳細な健診
  1. 心電図検査
  2. 眼底検査
  3. 貧血検査(赤血球数、血色素量、ヘマトクリット値)
 ※一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施(心電図は、本人の希望により検査の追加ができます。)

メタボリックシンドロームとは?

 内臓脂肪型肥満に加えて、高血糖、高血圧、脂質異常のうちいずれか2つ以上をあわせもった状態を、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。

 内臓脂肪が過剰にたまっていると、糖尿病や高血圧症、高脂血症といった生活習慣病を併発しやすくなってしまうのです。しかも、「血糖値がちょっと高め」「血圧がちょっと高め」といった、まだ病気とは診断されない予備群でも、併発することで、動脈硬化が急速に進行します。

  • 内臓の周囲に、たっぷり脂肪細胞がたまった状態を内臓脂肪型肥満といいます。
  • 内臓脂肪は、血圧や血糖値を下げる動きを邪魔する物質を出し、動脈硬化を進行させます。
  • おなか周り(へその高さ)を測ってみましょう。
    男性 85cm以上、女性 90cm以上の場合は要注意です!
  • 高脂血症、高血圧、糖尿病などの生活習慣病を引き起こす原因になります。
    心臓病にかかる率が約36倍になります!!

特定健診の実施主体は、各医療保険者です

 医療保険には、会社などに勤めている方とその家族の方が加入する社会保険、共済組合保険などの被用者保険、国民健康保険などの保険があります。

 特定健診では、それらの各医療保険者が、特定健診を実施する事になり、湯梨浜町の場合は、国民健康保険の加入者の方を対象に特定健康診査を行ないます。

特定健診の対象と内容

 特定健診の対象は、40歳から74歳まで(後期高齢者医療制度の加入者を除く)の方です。

 健診の内容は、メタボリックシンドロームに着目して、腹囲やBMI測定のほか、問診、血圧測定、血糖、血中脂質、肝機能・腎機能検査等を行ないます。

特定保健指導とは

 特定健康診査の結果から、生活習慣病の可能性がある方に、生活習慣改善のサポートを行なうのが、特定保健指導です。

1. 情報提供

 健診結果から今の健康状態を把握し、健康な生活を送るための生活習慣病の見直しや改善のきっかけとなる情報が、特定健診を受診したすべての方に提供されます。

2. 動機づけ支援

 生活習慣病発症の可能性がある方に、生活習慣の改善点などを理解していただき、自ら目標を設定し、行動に移すことができるような支援が行われます。

3. 積極的支援

 生活習慣病発症の可能性がある方に、専門家による生活習慣改善のための継続的な支援が行われます。

4. 受診勧奨

 特定健診の結果、治療が必要な方には、医療機関(かかりつけ医など)への受診勧奨が行われます。

特定健診・特定保健指導は、メタボリック・シンドロームから発症する生活習慣病に着目し、より予防を重視していこうというものです。

 生活習慣病は、長年の生活習慣の蓄積により発症するものです。健康に暮らすためにも健診を受けて、異常が認められるときには、生活習慣などを含め、改善を行ないましょう。

湯梨浜町国保の現状

 湯梨浜町国民健康保険の被保険者は令和5年度平均3,237人です。令和5年度の医療費(一般・退職計、10割の額)は一か月に約1億9千8百万円余、被保険者一人当たりの医療費は約33,000円/月です。近年の医療費と被保険者数の推移及び令和5年度の疾病分類は次のグラフのとおりです。

 一人当たり療養給付費推移

 図 被保険者数・一人当たりの費用額推移グラフ

R5
図 R5年度疾病分類(一人当たりの医療費)グラフ