4.3に掲げる事項を達成するための必要な措置の概要
4−1.公共の福祉の優先
土地利用にあたっては、公共の福祉を最優先させるとともに、本町の持つ自然・社会・経済及び文化的諸条件に応じて適正な利用が図られるよう努めます。
このため、各種の規制措置、誘導措置などを通じた総合的な対策の実施を図ります。
4−2.国土利用計画法等の適切な運用
国土利用計画法及びこれに関連する土地利用関係法の適切な運用と国及び県の土地利用に関する計画を基本として、土地利用の計画的な調整を推進し、適正な土地利用の確保を図ります。また、土地利用の影響の広域性を踏まえ、関係市町との適切な調整を図ります。
4−3.地域整備施策の推進
自然豊かな本町の特性を生かしつつ、町土の均衡ある発展及び社会情勢の変化に対処するため、湯梨浜町総合計画を基本として道路網の整備、生活環境施設、福祉施設、教育施設など各種の地域整備施策を推進し、自然環境、生活環境など総合的な環境の整備を図ります。
4−4.町土の保全と安全性の確保
町土の保全と安全性の確保のため、自然環境に配慮しながら治山、砂防、急傾斜地崩壊対策及び河川改修事業などの整備を推進します。
また、町土が現在及び将来における町民のための限られた資源であることを基本とし、町土の保全のために土地を適正かつ合理的に利用し、開発行為などの規制の措置を講じます。
森林の持つ町土の保全と安全性の確保に果たす機能の向上を目指すため、適正な造林及び間伐の実施など森林の管理水準の向上を図ります。また、森林への町民の理解が深まるよう啓発します。
町土の安全性を高めるため、災害時における交通、通信手段を確保するなど災害対策を推進し、十分な防災上の配慮を加えつつ、適正かつ計画的な土地利用への誘導を図ります。
4−5.環境の保全と美しい町土の形成
自然環境の保全、文化財の保護などを図るため、利用区分に応じた適正な土地利用への誘導を推進し、美しい町土の形成を図ります。また、生活の安全確保、公害の防止など町民の健康を保護するとともに、生活環境を保全します。さらに、良好な環境を確保するため公共事業の計画段階などにおいて環境保全上の配慮を行うこと、大規模な開発行為などについて環境影響評価を実施することなどにより土地利用の適正化を図ります。