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熱中症に注意しましょう

印刷用ページを表示する掲載日:2023年5月31日更新 <外部リンク>

熱中症の予防・対策・対処について

熱中症とは、高温多湿な環境に身体が適応できないことで生じる様々な症状の総称です。熱中症にならないよう、日頃から予防・対策をしましょう。

熱中症の症状とは

(1)めまいや顔のほてり

熱中症の初期症状にめまいや立ちくらみ、顔のほてりなどがあります。炎天下での作業やスポーツなどで体内に熱がこもり、脳への血流が悪くなり、一時的に意識を失うこともあります。

(2)筋肉痛や筋肉のけいれん

手足がしびれたり、手足の筋肉がぴくぴくしたり、足がつるなどの部分的な症状が出ることがあります。体温が高くなっていなくても起こることがあるので注意が必要です。

(3)体のだるさ、吐き気

体がだるいと感じたり、力が入らなかったりする症状や、頭痛、吐き気、嘔吐などの症状が出ることがあります。

(4)汗のかきかたがいつもと違う

ふいても汗が出る、全く汗をかかないなど汗のかきかたに異常があれば熱中症のサインです。

(5)体温が高くなる

熱中症により体温調節機能が働かず、高体温になることがあります。熱中症で高体温になると汗をかくことができず、体温がなかなか下がらないことがあります。40℃前後の高体温になる場合は体を冷やすなどの応急措置をし、救急隊を要請しましょう。

(6)水分補給ができない、呼びかけに反応しない

呼びかけに反応しなかったり、自分で水分補給ができなかったりすると重度の熱中症にかかっている可能性があります。また体がひきつけを起こすこともあります。このような症状が出たらすぐに医療機関を受診しましょう。

熱中症の予防

暑さを避けましょう

  • 室温・湿度の確認をしましょう。
  • 天気予報や「暑さ指数(WBGT)」を参考に、エアコンや扇風機などで室内温度や湿度の調整をしましょう。また、暑い日や時間帯を避け無理のない行動をしましょう。
  • 涼しい服装を心掛け、外出時は日傘や帽子を活用し、日陰を歩きましょう。
  • 少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所に移動し水分補給をしましょう。
  • 冷却シートや氷枕などの冷却グッズを活用しましょう。首などの太い血管が流れる部分を冷やすと効率よく体を冷やすことができます。

(急に暑くなった日や、久しぶりに暑い環境で身体を動かす際には特に注意が必要です。)

暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、日射・放射、風の要素をもとに算出された指標です。暑さ指数(WBGT)は熱中症リスクを判断する数値として、運動時や作業時だけでなく、日常生活での指標としても活用されています。暑さ指数(WBGT)が28℃以上になると熱中症のリスクが高まります。28℃未満でも運動や激しい作業をする場合は、定期的な休憩や水分補給、塩分補給を行いましょう。

こまめに水分補給をしましょう

  • のどが渇く前に、こまめに水分補給をしましょう。(一般的に、食事以外に一日あたり1.2Lの水分摂取が目安)
  • 激しい運動、作業を行った時、多く汗をかいた時は、塩分も補給しましょう。

暑さに備えた体づくりをしましょう

暑くなり始めの時期から無理のない範囲で適度に運動(「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる強度で、毎日30分程度)を心掛け、身体が暑さに慣れるようにしましょう。またバランスの良い食事としっかりとした睡眠をとり、体調管理を行いましょう。

特に注意が必要な人

家族や地域など周囲の人が声をかけるなどして、みんなで防いでいきましょう。

子ども

体温調節機能が十分に備わっていない乳幼児は特に注意が必要です。また、身長が低い分、地面からの照り返しも強く受けます。児童、中高生も体育の授業や、部活動、野外活動などで熱中症になる可能性があります。体調の悪いときは無理をせず、運動を控えましょう。

高齢者

高齢者は温度に関する感覚が弱くなるため、室内でも熱中症になることがあります。また、体内の水分量が減少したり、のどの渇きを感じにくくなったりすることで、熱中症になりやすいです。気温や湿度が高い時には、エアコンや除湿機・扇風機などを使いましょう。入浴中や睡眠中も注意が必要です。

屋外で働く人

屋外で長時間作業をする人は夏場は常に熱中症になるリスクがあります。直射日光を避ける工夫やこまめな休憩、吸湿性や通気性の良い衣類を選ぶようにしましょう。

キッチンで火を使う人

キッチンで火を使うと、火の熱と蒸気による湿気によって高温多湿になることがあります。換気扇やエアコンの活用、水分補給、冷却グッズを使い熱中症対策を行いましょう。

スポーツをする人

暑さに慣れていない時期や、急に熱くなる日、湿度が高く風が弱い日は短い時間から体を慣らしていき、体調がすぐれないときには無理に運動をするのはやめましょう。

車に乗る人

外気温が高い日や直射日光が当たるところでは車内温度が上昇します。短時間でも子どもやペットなどを車内に残して車から離れないようにしましょう。

熱中症になった時の処置

意識がある、反応が正常な時

  1. 涼しい場所へ避難させる
  2. 衣服を脱がせ、身体を冷やす
  3. 水分・塩分を補給する

※ただし、水を自力で飲めない、または症状が改善しない場合は直ちに救急隊を要請しましょう。

意識がない、反応がおかしい時

  1. 救急隊の要請をする
  2. 涼しいところへ避難させる
  3. 衣服を脱がせ、身体を冷やす
  4. 医療機関に搬送する

こちらもご覧ください↓

鳥取県ホームページ 異常高温・熱中症ポータルサイト<外部リンク>

熱中症をふせぎましょう<外部リンク>

環境省ホームページ 熱中症予防情報サイト<外部リンク>