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B型肝炎について

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

 B型肝炎ウイルスは、慢性持続性感染を起こし、肝細胞がん・肝硬変の原因となり得るウイルスとして知られています。感染は主にB型肝炎ウイルス保有者(キャリア)の血液で非経口的に汚染されることによって生じます。母親がB型肝炎ウイルス保有者である場合、妊娠中あるいは、多くは出産時に母親の血液によって胎児あるいは新生児がウイルス感染を受けます。(母子感染)。さらに、血液に接する機会が多い医療従事者などでは、針刺し事故(汚染事故)によって感染する場合もあります。しかし、原因不明の感染もよくあり、特に子どもの場合は原因不明のことが多いとされています。B型肝炎ワクチンはキャリア化を防ぎ、将来肝臓がんから赤ちゃんの命を守ることができます。成人がウイルス感染を受けると、約30%の人が急性肝炎として発病します。その予後は一般に良好ですが、約2%は劇症肝炎となり、そのうち約70%は死亡します。

B型肝炎ワクチンについて

 組み換えDNA技術を応用して産生されたB型肝炎ワクチンです。
 基礎免疫をつけるには、一定の間隔で3回の接種が必要です。

 

定期接種の期間

主な副反応について

 注射部位の疼痛、腫脹(はれ)、硬結(しこり)、発赤、そう痒感、熱感などがあります。その他、発熱、発疹、嘔気、下痢、食欲不振、頭痛、倦怠感、違和感、関節痛、筋肉痛などがあらわれることがあります。

ワクチン接種後の注意

  1. ショックやアナフィラキシー(じんましんや嘔吐、息苦しいなど重篤な副反応)が現れることがありますので、接種後30分程度は医療機関でお子様の様子を観察するか医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
  2. 接種後に高熱やけいれんなどの異常があらわれた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  3. 接種後1週間は体調に注意しましょう。また、接種後接種部位に腫れが目立つときや、機嫌が悪くなったときなどは医師にご相談ください。
  4. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は問題ありませんが、接種部位はこすらないようにしてください。
  5. 接種当日は、はげしい運動はさけてください。

異なる種類のワクチンを接種する場合

ワクチン接種詳細