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日本脳炎について

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

 日本脳炎ウイルスの感染で起こります。ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺した蚊がヒトを刺すことによって感染します。7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐などで発病し、引き続き急激に光への過敏症、意識障害(意識がなくなること)、けいれん等の中枢神経系障害(脳の障害)を生じます。
 髄膜炎や夏かぜ様の症状で終わる人もいますが、感染者のうち100~1,000人に1人が脳炎を発症します。
 脳炎にかかった時の死亡率は20~40%で、神経の後遺症を残す人も多くいます。
 ウイルスは北海道など一部を除く日本全体に分布しており、最近は西日本地域を中心に、年間10人以下程度が発症しています。

日本脳炎ワクチンについて

現在使用されている乾燥細胞培養日本脳炎ワクチンは、日本脳炎ウイルスをベロ細胞でウイルス増殖させて、ホルマリンでウイルスを不活化し(感染性や毒性を失くすこと)、製造されたワクチンです。

主な副反応について

  1. 局所反応が中心で発赤(ほっせき)、硬結(こうけつ)(しこり)、疼痛(とうつう)がみられますが、通常は一時的なもので数日で消失します。
  2. 全身反応としては、ショックやアナフィラキシー様症状(じんましん・呼吸困難など)、発熱およびそれに伴うけいれん、脳症等があげられます。接種後24時間以内、遅くとも48時間以内に発現します。

ワクチン接種後の注意

  1. ワクチン接種後30分程度は医療機関でお子様の様子を観察するか医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
  2. 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化(高熱、けいれんなど)があった場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  3. 接種後1週間は体調に注意しましょう。また、接種後腫れが目立つときや、機嫌が悪くなったときなどは医師にご相談ください。
  4. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は問題ありませんが、接種部位はこすらないようにしてください。
  5. 接種当日は、はげしい運動はさけてください。

異なる種類のワクチンを接種する場合の接種間隔を説明した画像