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肺炎球菌について

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

 肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因のひとつで、生後3ヶ月~5歳くらいまでの子どもがかかりやすいです。子どもの多くが、この菌を鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気をおこします。
 肺炎球菌性髄膜炎をおこすとその40%近くが死亡または後遺症(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)を残します。初期の主な症状は発熱などで、かぜ症状と似ており区別がつきにくいです。

小児用肺炎球菌ワクチンについて

 肺炎球菌による重い感染症(細菌性髄膜炎、菌血症など)を予防するためにつくられたのが小児用肺炎球菌ワクチンです。
 このワクチンは、2000年にアメリカで接種が開始され、現在では100カ国近くで標準的に使用されています。日本では平成21年10月に承認され、平成22年2月に接種できるようになりました。

ワクチン接種後の注意

  1. ショックやアナフィラキシー(じんましんや嘔吐、息苦しいなど重篤な副反応)が現れることがありますので、接種後30分程度は医療機関でお子様の様子を観察するか医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
  2. 接種後に高熱やけいれんなどの異常があらわれた場合は、速やかに医師の診察を受けてください。
  3. 接種後1週間は体調に注意しましょう。また、接種後腫れが目立つときや、機嫌が悪くなったときなどは医師にご相談ください。
  4. このワクチンを接種後、違う種類のワクチンを接種する場合には、6日以上の間隔をあける必要があります。ただし、このワクチンは他のワクチンとの同時接種が可能ですので、同時接種を希望する場合には、医師にご相談ください。
  5. 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は問題ありませんが、接種部位はこすらないようにしてください。
  6. 接種当日は、はげしい運動はさけてください。

接種スケジュール

 接種開始時期によって接種回数が変わります。複数回接種する場合は接種間隔を厳守してください。

接種スケジュールを説明する画像