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「はわいこども園」竣工式式辞 ~湯梨浜の幼児保育・教育について触れました~(H24.3.21)

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

玄関 湯梨浜町立はわいこども園の竣工式を執り行いましたところ、ご来賓の皆様、工事関係者の皆様、そして町民の皆様と、このように多くの方々のご出席をいただき、心からお礼を申し上げます。

 この度の橋津保育所、浅津保育所、羽合幼稚園の3園を統合した幼保一体施設の完成は、感慨ひとしおのものがあります。それは、この施設が、実に多くの方々のご理解やご協力を得て完成したことに起因するものです。

 ひとつは、この幼保一体施設の建設は、単なる3園の統合ということではなく、子供たちにより良い保育と教育を提供するため、実に多くの議論を積み重ねてきたことです。

 

 湯梨浜町の保育所・幼稚園のあり方につきましては、平成19年1月、「湯梨浜町保育所・幼稚園のあり検討委員会」から検討結果の報告をいただき、町としての具体的な検討に着手、アンケート調査、各園保護者の皆さんとの意見交換等を経て、平成20年5月に開催した町民との意見交換会の中で、橋津保育所、浅津保育所、羽合幼稚園の3園統合を町の方針としてお伝えし、意見を交わしました。

 その後場所や幼保一体化施設として整備することを決定し、既存建物の解体工事に着手するとともに、平成21年7月に、保護者、地域住民、学識経験者、現場職員等からなる「幼保一体化施設整備推進検討委員会」を設置、1年間にわたり検討を重ねていただきました。

 当初は保育所と幼稚園が一緒になることへの不安、施設が大規模になることへの不安などもあったようですが、入園する子供たちに、等しく、より良質な保育と教育を提供することを基本コンセプトに、当初は先進地視察等も行いながら、施設の形態、規模、運営方針、目指すべき保育と教育の内容などについて、議論を深められました。
そして、ここでの議論の積み重ねが、この4月から湯梨浜町内の全保育所・幼稚園で実施する幼保一体化、給食の全園自所調理方式をもたらしました。湯梨浜のすべての子供たちに等しくより良質な教育と保育を提供するという理念が、町内の全保育所で開花します。

 熱心なご議論・ご検討を頂いた方々に厚く御礼を申し上げます。

プール いまひとつは、工事の施工に関してです。完成に至るまでにいくつかの困難や紆余曲折がありましたが、それらを乗り越えこのように見事に完成していただいたことです。

 昨年の4月26日起工式を行なって以来、実に多くのことがありました。東日本大震災による木材価格への懸念、相次ぐ積雪による工期不足の心配などがございましたが、その他にもいろいろなことがありました。極度に地盤の悪いところがあり、工事の一部手直しを迫られたこと、グリーンニューディール基金の採択による太陽光発電施設の増工、年長児でも十分に泳げるようにするためのプールの設計変更などです。これらにつきましては、町議会の皆さんにもご迷惑をおかけし、施工に当たられた業者の皆さんにも多大の努力を強いることになったと思いますが、よりよい施設にしたいその思いから取り組んだものであり、今こうやって出来上がった姿を見て、実施してよかったと感じています。改めて、お礼を申し上げます。

 このように、はわいこども園は、その充実した施設、設備と相まって、湯梨浜町における全園幼保一体化、給食の全園自所調理、ニューエネルギーの活用等を象徴する施設です。湯梨浜の子供たちが、この恵まれた環境の中、町の保育・教育理念のとおり「げんきに ゆたかに なかまとともに たくましく」育つことを願うものです。

 おわりに、検討段階、工事の施工段階それぞれの段階でこ協力、ご尽力をいただいた保護者の皆様、地域住民の皆様、大所高所からご意見をいただいた皆様、工事の施工に当たられた皆様に敬意を表し、お礼を申し上げますとともに、幼保一体施設という新たな取り組みに尽力した職員にも感謝の気持ちを伝え、式辞といたします。
ありがとうございました。