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平成20年度施政方針

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

町長画像平成20年度施政方針

 平成20年3月議会定例会にて、平成20年度の当初予算案などを提案し、施政方針の一端を申し述べました。町民の皆さまのご理解とご協力をお願いたします。


(1)はじめに
 国と地方の関係を見直す制度改正などにより、町民税、地方交付税は微増の見込みではありますが、国の三位一体改革に伴い大幅に削減された地方交付税の復元には程遠く、今後も引き続き厳しい財政運営を続けていく必要があります。また、近い将来には老朽化した各種施設の補修・建替えなどにより、多額の財政需要が見込まれることから、財政調整型基金等の残高を、極力維持し、備えていくことが肝要だと考えています。
 このような観点から行政改革に伴う職員数の削減や事務事業の見直しなどを積極的に推し進めてまいりましたが、これらの効果について触れさせていただきます。例えば、人件費は、平成17年度当初予算では、18億5千8百万円であったものが、平成20年度は15億4千4百万円と3億1千4百万円の減、3年間で3億円以上の削減となっています。
 また、各種補助金で見ますと、平成17年度3億6千8百万円であったものが、平成20年度は、2億5千6百万円と1億1千2百万円の減となっており、この3年間、毎年3千万円ずつ減ってきたような形になっています。
 これらの結果を基金で見ますと、財政調整基金、減債基金の合計額は、平成17年度末、13億8千万円だったものが平成19年度末には、15億6千8百万円と1億8千8百万円増えています。これは、行政改革や歳出削減の努力により、平成18年度、19年度何れの年も2つの基金を崩さずに済んだことによるものです。
 因みに、これらに目的基金を含んだ一般会計ベースの基金総額を見ても、平成17年度末36億3千2百万円が、平成19年度末では36億9千3百万円と6千1百万円の増となっており、新町まちづくり計画の数値と比較しても3億8千1百万円上回っています。
 このように行政改革の成果は見られるものの肝心の税収や交付税に確たる明るい兆しが見えないこと、今後4、5年後に起債の償還がピークを迎えること、近い将来に是非とも取り組まねばならない重要な課題を抱えていることなどから、平成20年度予算の編成に当たりましては、すべての事業の点検、取捨選択を行うことを基本にしつつ、町の重点施策たるべき事柄や将来の町の発展に資すことなどについては、積極的な計上に努めたところでございます。
 以下、基本的な考え方とそのための具体的施策を申しあげます。
 

(2)魅力のあるまちづくりの推進
 第1点目は、魅力のあるまちづくりを推進するとともに、住民の安全・安心に関することはしっかりと取り組むということです。
 まず、魅力あるまちづくりでは、継続事業として実施している情報基盤整備のためのFTTH基盤整備事業について、平成20年度は16億円を計上し、各家庭への引き込み工事を進め、地上波デジタル放送への対応を含む町全体の情報環境の改善を図ります。
 また、文化振興面でも積極的に取り組みますほか、町内に中国人の方が多く住んでおられることから、茶話会のようなものの中から日本語や日本の習慣になじんでいただけるような仕組みをつくりたいと考えています。
 安全・安心面では、近時の局地的豪雨などから住民を守るため、洪水ハザードマップを作成しますほか、昨年地域の方と連携して実施した防災訓練を引き続き実施することにしていますが、前回の反省点を踏まえ、的確な情報伝達と収集を図るため、アマチュア無線局を設置し、愛好者の方々との連携の輪を広げることにも取り組みます。
 

(3)持続的発展可能な社会づくりの推進
 第2点目は、持続的発展可能な社会づくりを推進するため、環境配慮施策を積極的に推進することです。
 具体的には、可燃ごみの削減を図るためのゴミ袋有料化、マイバッグ運動の推進、食用油を自動車燃料として活用する廃食油リサイクル事業に新しく取り組みます。
 その一方で、昨年のシジミ残留農薬問題を機に、町民の皆さまに東郷湖を大事にしていかねばという意識の高まりがあるところから、東郷湖を町の象徴として捉え、これまでの水質浄化などの取り組みを一歩進め、単に環境のみならず、観光、農業等産業の振興も含めた、統合的な施策展開を行うこととしております。
 東郷湖がきれいになれば、その周辺で取れる米や果物もより安全、安心なものとなり、美しい景観もその価値を増す、そのことにより差別化が図られ、周辺価値も高まればと思う次第です。
 

(4)産業の振興
 第3点目は、これと関連しますが、組織横断的あるいは、各団体と協調した施策展開により、農業や観光など産業の振興を図るということです。
 観光と農業等が連携したブランド化や積極的な販売促進活動に取り組みたいと考えています。
 また、新たな取り組みとしては、農業面では、どじょう養殖や東郷湖覆砂用台船修理、山田谷地区の償還金への支援などを行うこととしております。
 さらに、観光面では、滞在型観光を促進するための観光プラン運営委託や町内観光ルート策定経費などを計上しております。東郷湖周地域はもとより、広域的な連携も促進したいと思っています。
 なお、湯梨浜夏祭りについては、これまで以上に地域の皆さまの自主的、主体的な祭りとするため、議論を重ね、これまでの観光協会を通じ、各実行委員会に補助金を支出するという方式をやめ、一本化された実行委員会に直接補助金を支出することとしました。
 

(5)子育て支援
 第4点目は、子育てと子供の教育については、これまでの湯梨浜の特性を活かしながら、将来の課題についても積極的に対応します。
 子育て支援に要する経費や教育関係の少人数学級の実施にかかる経費については、これまでどおり実施するとともに、平成20年度は、幼児の「食育」を推進するため、田後保育所での自所給食方式採用に向けた検討を進めることといたしました。
 また、老朽化した北溟、東郷の両中学校の現状等に鑑み、中学校の統廃合に関する検討経費も計上したところです。
 

(6)健康と福祉
 第5点目に、福祉と健康の分野では、住民ニーズを的確に把握しながら地域福祉を充実させるとともに、新たな業務への積極的な対応をします。
 一定の集落と連携しながら、高齢者自立支援に向けたモデル事業に新規に取り組むとともに、高齢者や障がいをお持ちの方のインフルエンザ予防接種への支援といった取り組みを引き続き行うこととしております。
 また、新たに始まります特定健康診査事業等に対しましても受診率の向上などに積極的に取り組んでいくこととしております。
 

(7)行政改革の推進
 次に、行政改革の推進について触れさせていただきます。
 この度の予算では、合併後続けてきました分庁方式を廃止し、平成21年度に、羽合庁舎、中央公民館羽合分館に庁舎を集約するための設計費を計上しております。庁舎が散在していることにより、他庁舎へ移動していただくという不便の解消と経費の節減等を図ろうとするものです。基本的には、各地域に窓口機能を残した上で庁舎を集約するという形で、これから住民の皆さまとの意見交換に入りたいと考えております。
 そのほか今年度解決に至らなかった事柄もございますが、住民の皆さまと議論を尽くしながら、集中改革プランの着実な実行に取り組んでまいりたいと考えております。
 なお、私をはじめとする特別職の給与カットを継続するとともに、各種審議会員の報酬等についても見直しを行いました。
 

(8)平成20年度当初予算
 これらの結果、平成20年度一般会計当初予算は対前年度10億1,500万円増の95億3,800万円となりました。FTTH基盤整備事業が本格化したために予算総額は前年度を大きく上回っておりますが、全般的には緊縮型の予算編成となりました。財政調整基金の取り崩しは対前年度2千万円増の2億6千万円を予定しております。
 そのほか19の特別会計予算についても提案いたしております。その中には、平成20年4月からスタートする後期高齢者医療制度の特別会計創設もあります。
 

(9)最後に
 平成20年度は合併丸4周年を迎え、私の任期も半ばを迎えますし、合併後策定した様々な計画の中には中間年に当たるものもあります。それらの計画がきちんと機能しているかどうか検証をし、これまでの町政で進捗が芳しくない分野には力を入れて取り組んでまいりたいと思います。その際には町民の皆さまとともに町政の方向性を考えていく姿勢がより強く求められると感じています。
 いつも申しておりますが限られた財源の中、魅力あるまちづくりを進めるためには住民の皆さまとの協働が欠かせません。住民の皆さまの自分たちは、こういうことがしたい、こういう地域を作りたい、そのような思いと行政が一緒になって力を合わせて実現する、そのことが将来の町の魅力や地域力につながってくると確信しています。
 昨年設けた町づくり創造事業の中から、いくつか新たな協働の芽が芽生えたように感じています。
 また、ふるさと納税についても「げんき・いきいき・かがやきのまち」ふるさと湯梨浜応援基金を設けようと考えています。町民の皆さまのお力添えをお願いします。
 町民の皆さまと手を携えて、湯梨浜町第1次総合計画のキャッチフレーズである「げんき・いきいき・かがやきのまち」の実現に努めてまいりますので、町民の皆さまの参画とご支援をお願いいたします。
 最後に議員各位のご理解を衷心よりお願い申し上げ、私の施政方針といたします。ご清聴ありがとうございました。