ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 組織で探す > 企画課 > 平成21年度施政方針

平成21年度施政方針

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

町長画像 平成21年度当初予算案等を提案するに当たり、施政方針の一端を申し述べ、議員各位及び町民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
はじめに

 昨秋、アメリカに端を発した金融危機は、今や全世界に波及し、当初は、比較的影響が少ないと思われていたわが国においても、金融のみならず製造業を含む各業種にその影響が及び、景気の悪化は急速に進展しています。それまで全国的に長期間続いていた景気拡大は、三位一体改革に伴う痛みなどもあり、地方には実感がないままでしたが、今般の急激な景気悪化は地方を直撃しています。湯梨浜町も例外ではなく、平成21年度の予算編成におきまして、税収は3.1%、4千578万円の減が見込まれる一方、地方交付税は0.8%、3千万円の増額しか見込めず、依然、厳しい財政運営を強いられています。
 このような時期であるからこそ、限られた財源を有効に活用し地域の元気を生み出すような施策に取り組んでいく必要があります。そのため、平成21年度は、国の第2次補正予算分も含め、次のような柱立てで事業を実施していくことといたしております。


地域の雇用の確保

 1つめが「地域の雇用の確保」です。今年の1月はじめから生活・住宅・雇用支援のため、緊急の相談窓口を開設するとともに、臨時職員の雇用も行なっているところですが、平成21年度においては国の緊急雇用創出事業を活用し、町誌のデータベース化、中学校図書・備品のデータベース化など、これまで取り組みが遅れていた分野について臨時職員の雇用を行なうことにより、事業の進捗を図るとともに雇用の創出に努めることとしております。


地域の元気創出

 2つめが「地域の元気創出」です。町民ミュージカルや中華コスプレ、特産品づくりなど、町民の皆さんの取り組みを応援してきた「まちづくり創造事業」は、3年目を迎え年々活発になっており、引き続き町民の皆さんの地域の活性化や協働に関する自主的な取り組みを支援してまいります。また、湯梨浜町では、毎年、町の特性を生かしながら、6月の「グラウンド・ゴルフ発祥地大会」、7月の「ハワイアンフェスティバル・ハワイイン湯梨浜全国大会」、9月の「全国ベテラン卓球ゆりはま東郷大会」の3つの全国大会を開催するとともに、民間主導による8月の「東郷湖ドラゴンカヌー大会」も実施してきました。何れも住民の民さんの協力もあり、参加者の皆さんには好評をいただいていますが、新年度はさらに、5月の「ハワイトライアスロンin湯梨浜大会」と、8月の地域活性化センターの支援を受け大幅に内容を充実する「ジュニア・グラウンドゴルフ発祥地大会」が加わります。町民の皆様と力を合わせて、全国に湯梨浜の良さを情報発信するとともに、地域の活性化につなげたいと考えております。


子育て環境の充実

 3つめが「子育て環境の充実」です。地域活性化・生活対策臨時交付金を活用して拡充した小・中学生医療費の助成を引き続き実施するとともに、妊婦健診への支援をこれまでの5回から14回に拡充し、子どもを生み育てやすい環境の確保に努めます。また、小さい頃から本に親しんでいただくために健診の時に絵本をお渡しする「ブックスタート」を始めることとしました。さらに、昨年の12月議会で方向性をお示しした保育所等の統廃合問題については、先進地の視察や地域・保護者の皆さんとの意見交換を進めてまいります。


教育環境の充実

 4つめが「教育環境の充実」です。小・中学校の全学年での少人数学級や外国青年招致事業をこれまでどおり実施するとともに、県の新規事業である「学ぶ意欲を育む学力向上推進事業」に取り組み、児童・生徒の学力向上を目指すほか、中国語やフィリピン語を母国語とする児童・生徒に日本語教育の支援を行うため、日本語教育支援員の配置なども行います。


元気な農林水産業の復活

 5つめが「元気な農林水産業の復活」です。梨王国復活を目指し、鳥取県次世代鳥取梨産地育成事業を活用した防除機械導入、網掛けなどの支援や県のチャレンジプラン支援事業を活用した「東郷梨産地プラン」としての園内道整備の支援を充実することにしております。また、新たに、万一の災害に備えて梨、ぶどう共済の掛金を助成し、セーフティネットの確立を図るとともに、認定農業者を支援するため、借り入れ資金への利子補給制度も充実することとしました。さらに、町内各地で目立ってきている遊休農地対策にも積極的に取り組む必要があり、協議会を立ちあげ、より効果的な対策を検討し、できるところから実施されるよう努力してまいりたいと考えています。その他竹林対策として間伐、条件不利森林の整備、間伐材搬出への経費助成などにも取り組みます。また、水産業関係では、東郷湖漁業環境監視機能整備事業として、東郷湖漁協が水温・水質などの漁場環境を常時監視することを支援することとしています。


商工業と観光の振興

 6つめが「商工業と観光の振興」です。商工業の活性化に関しましては、これまで同様、団体への積極的な支援を行い、相談業務などの充実を図り、経営や起業支援などを行っていただくこととしております。その上で、近時の経済情勢等に鑑み、小口融資制度においては、従来、保証協会に支払った保証料の2分の1を補助する本町独自の支援制度に加え、新たに、単町の利子補給制度を創設し、厳しい経営環境にある中小の商工事業者を支援することとしています。また、観光面につきましては、地域活性化・生活対策臨時交付金を活用して町内観光ルートの点検、整備に着手するとともに、先日は、地元の皆さんとともに、「野花梅渓散策ツアー」の内覧会を行いました。滝床料理、東洋一の選果場に次ぐ、着地型観光の企画商品ですが、湯梨浜の素材を生かしながら情報発信するとともに、梨の花温泉郷はもとより、山陰文化観光圏など広域的な取り組みにも積極的に参画し、PR活動等を行ってまいる所存です。なお、これらの推進に当たっては、農・商・工連携による特産品づくりや付加価値の創出もぜひとも必要であり、観光大使を活用した町特産品のPRを兼ねた活動なども実施することとしております。


地域福祉の充実

 7つめが「地域福祉の充実」です。今年度から始まった特定健診については、制度の周知に努めるとともに、声掛けによる受診率の向上を図りましたが、結果としては、残念ながら受診率の向上にはつながりませんでした。町だけではなく社会福祉協議会を始めとする多くの団体との連携を深め、意識改革、機運の醸成に努めたいと考えております。また、福祉関係団体とも積極的な意見交換を行ない、インフルエンザ予防接種への支援などの施策を組み立ててきたところですが、今後ともご意見をお聞きし、具体的な課題解決に取り組んでまいります。また、それらを通じ、地域福祉の輪を広げてまいりたいと考えています。


各分野にまたがる事柄

 次に、各分野にまたがる事柄などについて、所見を申し上げます。まず、東郷池の環境をベースに周辺地域の総合的な振興を図るための「東郷湖活性化プロジェクト」ですが、住民の皆さんはじめ、環境団体、企業、県などの協力を得て、平成20年度は、勉強会の開催、一斉清掃、水草の肥料化、エコ・ファーマーの取り組み、アダプトプログラムの協定実施など、多くのことで前進を見ました。新年度は、県による本格的な覆砂事業も実施されます。シンポジュームの開催などを通じ、住民の皆さんとの連携を深め、その活動を広げながら、観光ルートの整備などとあわせ、より魅力的な地域づくりに邁進したいと考えています。
 これに関連し、環境面では、今年度女性団体と連携したマイバッグ運動、地域住民の皆さんの協力を得ての廃食用油の再利用など、大きな前進を見ましたが、新たに、生ゴミの堆肥化事業に取り組むこととしています。
 なお、今年度倉吉市から提案があり今後協議が本格化する「定住自立圏構想」については、どちらか一方だけがメリットを享受するものではなくお互いが足らざるところを補完し合える実のある協定になるように協議を進めてまいります。


さいごに

 平成21年度は合併後5周年を迎えます。これまで三位一体改革に伴う地方交付税の大幅な減額の影響もあり、町民の皆様にはご負担のお願いもしました。この4月から分庁方式を廃止することにより、役場が遠くなるのでは、地域が寂れるのではという東郷地域や泊地域の皆さんの不安もひしひしと感じていますが、私を始め職員1人1人が、町民の皆様の要望や意見に真摯に耳をかたむけ、それに応えるために自らが出向き、汗をかき、積極的にかつ迅速に対応する、的確な施策を講ずる、そのような取り組みをしっかりと進めていくことが、大切だと思っています。
 新町誕生後、デジタル防災無線やFTTH整備事業など住民の安全や町の魅力アップに繋がることには、最大限の努力を払い実施してきましたが、職員数の削減や補助金など事務事業の見直しなどの行政改革の結果、ほとんど基金を崩すこともなく、起債の繰り上げ償還や低利なものへの借り換えも2億円ほど実施できました。将来の大きな課題にも適切に対処できるよう、引き続き集中改革プランの実施や財務体質の改善に取り組んでまいります。なお、平成17年10月から実施している私をはじめとする特別職の給与カットについては、引き続きこれを継続いたしますとともに、近時の社会・経済状況に鑑み、職員の給与カットについても検討を進めているところでございます。
 「げんき、いきいき、かがやきのまち」の現出に向け、町民の皆様との協働を念頭に置きながら、手をたずさえて進んでまいりたいと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。
 最後に議員各位のご理解を衷心よりお願い申し上げ、私の施政方針とさせていただきます。ありがとうございました。