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平成22年度施政方針

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

平成22年度当初予算案等を提案するに当たり、私の施政方針の一端を申し述べ、議員各位と町民の皆様のご理解、ご協力をお願いしたいと思います。
 

  • はじめに

町長画像

  一昨年、アメリカの金融危機に端を発しました世界的な不況は、ごく一部の国を除き未だ回復途上にあり、わが国においても一部業種に明るい兆しが見られるものの、依然、本格的な回復に至っていないのが現状です。本町においても同様に景気回復が見込めず、町税は、引き続き減少が見込まれます。
 そのような状況にあって、平成22年度当初予算においては、湯梨浜町発足以来初めて、財政調整基金の取り崩しのない形で予算を編成することができました。これまで、決算ベースでは、平成18年度以降、歳出削減のための様々な努力により、財政調整基金を崩すことなく、最終的には積む形で予算執行ができていましたが、今年のように当初予算の段階から崩さないで済むような予算編成ができたのは、地方交付税の増額、国の数次に亘る補正予算による公共事業の前倒し実施、事務事業の見直し、人件費削減などの町の行政改革の成果が挙げられます。
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  • 基本的な方針
     このように予算編成が楽だったとはいえ、今後見込まれる公債費の増加、あるいはすでに着手している幼保一体化施設の建設、早期の対応が求められる老朽化した施設も多くあることなどから、引き続き気を引き締めて財政運営を行う必要があります。
     その一方で、今年は、湯梨浜町が誕生して丸5年、町の第2次総合計画を策定する年でもあります。将来的な町の発展、住民生活や福祉の向上、教育環境の整備、地域の振興など、町政の重要課題については、町政が新たなステージに踏み出せるよう積極的な展開も必要です。
     このような観点から、平成22年度は次のような柱を立て、事業を実施してまいります。
  • 地域の元気創出
     1つめが「地域の元気創出」です。
     合併当初からの懸案でありました旧小学校跡地、現在のコミュニティー施設の有効活用については、いくつかの施設で具体的な姿が現れます。桜小学校の跡地である桜コミュニティーは、さくら工芸品工房として今年4月にオープンします。旧羽合西小学校跡地の羽合西コミュニティーは、センコー株式会社が本町に特例子会社を設立し、無農薬青ネギの水耕栽培をはじめとする様々な事業を実施するため、4月から工事着手、7月の稼動を目指し準備を進めておられます。羽合東小学校跡地である羽合東コミュニティーは、幼保一体化施設を建設する予定です。それぞれの施設が地域の核となり、地域の元気を生み出す原動力となるよう願っております。また、旧花見小学校跡地である花見コミュニティーは、1年間の暫定利用ですが、鳥取短期大学付属幼稚園が利用される予定です。
     なお、平成21年度末、すなわち今月末をもって閉鎖することとしておりますハワイ元気村につきましては、これまでの活動が停滞したりすることのないよう利用者の方たちとも調整を図り、4月以降は公民館で引き継ぐことを基本に、従前どおりの活動が行われるよう努めてまいります。
     これら施設の活用にかかることのほかに、これまで、町民ミュージカル、中華コスプレ、特産品づくりなど、地域の活性化や住民と行政との協働等にかかる多くの活動を支援してきた「まちづくり創造事業」は、内容を充実し、引き続き実施することとしています。町民の皆さんの発意により多様なジャンルで多くの活動が促進されることを願うものです。
  • 子育て環境の充実
     2つめが「子育て環境の充実」です。
     先に述べた旧羽合東小学校跡地への幼保一体化施設の建設に向け、実施設計を行なうこととしていますが、可能であれば建設工事にも着手したいと考えております。本町にとっては、初めての幼保一体化施設の建設ですので、検討委員会や保護者、地域住民の皆さんのご意見を伺い、意見交換をしながら、より良い施設づくりを目指してまいります。なお、これに関連して、平成21年度敷地の拡張等を行いました田後保育所への自所給食方式の導入なども合わせて検討を進めたいと考えています。
     また、小・中学生にかかる医療費の助成や妊婦健診への支援も引き続き行なう事により、子どもを生み育てやすい環境づくりを進めます。
     なお、国の施策であるこども手当についても今年6月から支給することとしています。
  • 教育環境の充実
     3つめが「教育環境の充実」です。
     平成21年度の補正予算で、保育所・幼稚園にかかる器具や小・中学校等にかかる備品や機器類については、多くの措置を講じ、今年度に繰り越すものも含め相当充実しましたものと思っております。
     これに加え、これまで同様、小・中学校の全学年で少人数学級を編成するとともに、いわゆる発達が気になる児童・生徒への支援をきめ細やかに行うほか、特色のある学校づくりにも引き続き取り組むこととしています。また、新たに、中学校に図書システムを導入し、生徒の読書環境の向上にも資することとしております。
     さらに、現在整備中である東郷総合運動公園の多目的広場の人工芝化は、夜間照明施設などとあわせ、町内のこどもたちはもとより近隣のサッカー愛好の青少年にも広く活動の場を提供することになると信じています。
  • 産業の活性化
     4つめが「産業の活性化」です。
     先に述べましたセンコー株式会社の特例子会社が実施する水耕栽培施設などの設備投資に対し、県と協調して支援を実施します。全国初の廃校を活用した障がい者雇用のモデル施設として、町内外に積極的にPRをし、多くの皆さんが見学に訪れるような施設となるよう支援をしたいと考えています。将来的には、町内遊休農地での事業展開等にもつながればと期待しています。
     また、企業誘致活動を強化するとともに、これまで既に町内に進出された企業の皆さんのご意見を伺ったりする場を設けていなかったので、そのような機会を設けることとしています。
     さらに、町内の商工団体との連携も強化し、町の特色を生かし、地域の活性化に効果があるような新たな取り組みについては、町としても積極的にかかわり、積極的な支援を行います。
     その他、万一の災害に備えて、なし、ぶどう共済の掛金助成や認定農業者を支援するための借り入れ資金への利子補給を引き続き実施するとともに、小口融資制度への単町での利子補給を継続して実施する事により、厳しい経営環境にある農業者、商工事業者を支援する事としております。また、本町の宝の一つである二十世紀梨の再生を支援する、二十世紀梨ブランド化事業を実施する事としております。
     また、本町で生産される農水産物の一層のブランド化を図るための活動や販売促進活動についても農業者団体とも協調しながら推進してまいります。
     さらに、国段階において大幅に予算が削減されました土地改良事業のうち、老朽化した羽合用水及び羽合堰の改修については、今年度が工事に本格着工する年であり、実施に支障をきたすことのないよう当該団体とともに努力をしているところです。
  • 地域福祉の充実
     5つめが「地域福祉の充実」です。
     生活保護などの福祉サービスを、町民に身近なところで、ワンストップで提供するため、平成23年4月に町福祉事務所を設置する予定です。その準備に向けて専任の職員を配置するとともに、県の協力もいただきながら専門職員の養成を行うこととしています。
     また、新たに、高齢者の死亡原因となる肺炎球菌予防接種への助成や、県の支援を受け、町の公共施設にオストメイト対応トイレを設置することとしております。
     その他、民間事業者が小規模多機能型居宅介護事業所を建設する場合の助成費用も計上しております。
     福祉については、多くのことで、住民の皆さんからもボランティアなど様々な形でご協力をいただいています。これらの方々を始め、障がい者団体の皆さん、そして町社会福祉協議会とも連携・連絡を密にしながら、より細やかで、充実したサービスの提供に努めてまいります。
  • 安全・安心な地域づくり
     6つめが「安心・安全な地域づくり」です。これまでも万一の災害に備え、町建設協議会やアマチュア無線連絡会と協定を締結するとともに、災害時の要援護者の支援システムを構築しておりますが、国の支援を受け導入するJ-アラートシステムと併せ、災害に強いまちづくりを進めてまいります。
     また、これまで耐震診断のみを助成対象としていましたが、民間の耐震改修への支援も新たに始める事としております。
  • 各分野にまたがる事項
     その他、特に柱立てしていなかった事柄のうち、重要なものとしては、まず、「定住自立圏構想」があります。倉吉市との協議が整った事から、協定締結の議案を提案させていただきました。協定締結をご了解いただければ、お互いが足らざるところを補完し合えるよう、その協定をベースとした共生ビジョンの策定を進めてまいります。
     また、来年度からは、自治基本条例の制定に向け本格的な検討を始める事としております。
     なお、旧町村の職員間で給与格差が存在するとのご批判をこの議場でも寄せられ、その一因ともなっていました現給保障制度による額を新年度から半減させることとし、できるだけ早い時期に解消したいと考えております。一方独自の給与カットについては、今年度の半分の率で継続する事とし、それぞれ関連の条例を提案しているところです。特別職の報酬カットは、従来どおり実施します。
     おって、環境を守り、良くするための取り組みについて、柱として申し上げませんでしたが、改めて申すまでもなく、環境は、町の一大総合施策である東郷湖活性化プロジェクトでもその根幹を成すものであり、そのほかにも食物残渣の液肥化やリサイクル、環境美化など様々な活動を積極的に推進しているところであり、環境保護団体や女性団体などの各種団体や住民の皆さんとともに不断の努力で取り組んでまいります。
  • 終わりに
     未来の湯梨浜が、美しく・明るく・活気があり、魅力のある町になるよう、種をまき、皆さんとともに汗をかきながら、育ててまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。
     最後に議員各位のご理解を衷心よりお願い申し上げ、私の施政方針の説明を終わります。ご清聴ありがとうございました。