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平成25年度施政方針

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

 

平成25年3月8日 湯梨浜町長
 

 平成25年度当初予算を提案するに当たり施政方針の一端を申し上げ、議員各位及び町民の皆さんのご理解とご協力を賜りたく存じます。
 私は、昨年の施政方針の中で、東日本大震災からの復興、デフレからの脱却、財政改革と新たな税と社会保障制度の確立、近隣諸国との領土問題、脱原発と新エネルギーの推進、少子高齢化による人口減と第1次産業における後継者不足などを我が国が抱える課題として申し上げ、それらの多くは、湯梨浜町にとっても対処すべき重要な課題であるということを申し上げました。
 これらのうち、デフレ克服や新エネルギーの推進等につきましては、一定の前進や成果が見られますが、何れも依然大きな課題として横たわっています。これから申し上げる施政方針の中では、これらのことも念頭に置きながら話させていただきます。
 平成25年度は、これから申し上げる施策を行うことにより、湯梨浜町の発展と住民福祉の向上を図ってまいりたいと考えています。
 まず第1は、災害等から町民の生命、財産を守るための取り組みです。今年度検討を重ねてきた町の防災計画の見直しは、3月18日に開催する防災会議で、津波対策の充実、原子力発電所の事故への対応など新たな要素を織り込んだ成案をつくり、4月にかけてのパブリックコメントを経て、5月末には、印刷を終え配布する予定です。今年度中に印刷が上がる津波を含んだハザードマップとともに、この計画に沿った啓発活動等を行い、住民の皆さんの理解を深め、一朝事ある時の減災に繋がるよう力を注ぎたいと思います。
 また、町内3小学校体育館の非構造部材点検業務を行なうほか、大規模かつ広域の災害による戸籍データの消滅を防ぐため、国が構築した戸籍データ管理システムに対応できるよう戸籍システムの改修を行います。全体事業費2億5千万という大きな予算を割き進めてきた町道景宗寺長和田線の落石防止対策工事も順調にいけば25年度中の完了が見込まれます。
 さらに、県では、一昨年9月の台風12号による東郷池の浸水を受け、町民とも意見交換、検討を進めてこられた東郷池河川整備計画も近く完成し、いよいよ松崎地区における築堤調査や浅津地区における道路嵩上げのための調査等に着手されると伺っており、防災対策は大きく前進する年になると思っています。
 次に、まちづくりにつきましては、昨年から進めている天女のふる里づくりに引き続き取り組むことにしており、天女キャラクターの着ぐるみや各種ノべルティグッズを作成、活用しながら、天女のふる里をPRしていくほか、ウオーキングリゾートプロジェクトを推進するため、観光案内板や距離表示標識の設置、ガイドブックの作成を行なうこととしています。また、重点分野雇用創出事業を活用し、引き続きウオーキングカフェの運営、健康メニューの提供、各種教室の開催を支援するほか、全国都市緑化フェアに合わせた取り組みも実施することにしています。さらに、県では、周回道路整備のため、藤津地区の歩道整備にも着手していただける見込みです。
 東郷池の美しい景観を生かした魅力的なウォーキングコースとして、多くの人が訪れ、活気のあるゾーンづくりに邁進したいと思います。
 環境対策につきましては、食物残渣液肥化の実施集落が今年度4集落増え、10集落になったこともあり、再生資源ごみの回収として位置づけ、業者委託により引き続き継続することとしています。また、通信機能付きの電気自動車充電設備を設置することとしていますし、住宅用太陽光発電システム設置支援も大きく予算枠を拡大しています。
 新エネルギーの推進としては、現在、町内で4つの太陽光発電施設建設計画が動いています。大阪の企業が泊地域で計画されているもの、広島の企業が宇野地区で検討しておられるもの、町内の企業が野方で計画されているもの、岡山の企業が引地に計画のものです。このうち、小浜の分はすでに地元説明を終えておられますが、まだ具体的な稼働時期等の想定はされていないようです。宇野の分は、今月11日、月曜日の夜に地元説明がある予定です。これらの計画は何れも民地であり、困難な点もあろうかと思いますが、新エネルギーの推進は、国是でもあるという認識の下、町としても積極的に支援し、実現にこぎつけたいと考えています。
 次は、産業の振興についてです。まず、観光面では、昨年、県内の多くの温泉地で宿泊客が減少する中、「鳥取のハワイだでぇー」のテレビコマーシャルの影響もあり、町内のはわい温泉・東郷温泉の入込客数は、対前年比5パーセントの増となりました。平成25年度は、このことを生かしながらさらなる集客に努めるとともに、温泉地の魅力アップを図るため、町旅館組合が行なうスッポンの養殖事業に対する補助を行うこととしています。また、町内にお金の流れを作り、デフレ脱却の一助とするため、町商工会が発行するプレミアム商品券の発行を支援します。さらに、従来の町内企業の事業拡張に伴う支援に加え、新たに町内に進出する事業所・店舗等に対しても、雇用者数に応じて、3年間に亘り固定資産税相当額を限度とする奨励金を交付する制度を創設することにいたしました。これにより町内への企業進出と就労の場の確保につなげようとするものです。
 また、農林水産業関係では、地域の資源を生かした産業の振興を図るため、県が試掘し良好な結果が出た泊港の井戸海水を利用し、陸上での養殖業を起業する町内事業者への支援を行なうことにしていますし、人・農地プランを充実し、青年就農の促進など、農業に係る各種施策の積極的な展開を図ります。
 移住・定住促進の観点からは、今年度、県外から転入された方による田舎暮らし体験施設「たみ」が運営を始められ、秋以降100人以上の方が滞在されています。また、旧雇用促進住宅を購入し4月から運営しているはわい長瀬団地は、現在79戸中73戸と90パーセントを超える入居率を確保しています。引き続き湯梨浜の良さをアピールしながら、移住・定住の促進を図ります。
 子育て支援につきましては、今年1月に県が公表した平成23年度の市町村別の合計特殊出生率、一人の女性が平均して一生の間に産む子供の数ですが、この数値で、湯梨浜町は1.89となり、県下で第1位となりました。少子化を克服するため、願わくば2を超えればと思いますが、県平均が1.53であることを見ますと、この数値には、わが町の手厚い子育て支援策も一定の効果を上げているとも思われます。少子化社会の克服に向け引き続き重点的に取り組む所存です。
 まず、昨年8月、子ども・子育て関連3法が成立し、平成27年度から保育・教育・子育て支援を総合的に推進する制度改正が行なわれることから、その事業計画策定に向け、ニーズ調査やアンケート調査を行います。また、乳幼児へのインフルエンザ、おたふくかぜ、水疱瘡の任意の予防接種や不妊治療の回数の増も引き続き実施してまいります。
 さらに、東郷保育所と花見保育所を統合する新こども園につきましては、今年度中に基本設計が完了する予定であり、実施設計と地質調査に着手し、旧花見小学校のプール・体育館等の解体工事も行ないます。旧橋津保育所の建物の解体等も行ないます。
 健康づくりに関しては、今年度、保健推進委員の皆さんのご協力を得て、受診券の配布、健診希望表の回収を実施したことにより、各種ガン検診の受診率は、前年を大きく上回っています。平成23年度25.8パーセントであった受診率は、平成24年度は、今年1月末時点で4ポイント以上上回っており、通年では30パーセントを超えるものと思っています。平成25年度も引き続き健診案内の充実等に努め、特定健診とともに受診率の向上を図るとともに、ノルディックウオークの教室を開催することなどにより、町民の皆さんの健康の維持増進に努めます。また、8020運動、すなわち80歳で20本以上の自分の歯を持つ人の割合を増やすため、40歳・50歳・60歳の人を対象とする歯科検診を始めることとしています。
 なお、国民健康保険会計及び介護保険会計における何れの保険給付費とも想定の範囲内で順調に推移していますので、念のため申し添えます。
 福祉関係につきましては、75歳以上の方々を対象に実施している敬老会について、高齢者の皆様のアンケート結果を踏まえ、羽合・泊・東郷のそれぞれの地域ごとに開催することと致しました。より近いところで開催しますので、多くの方にご参加頂きたいと思っています。また、高齢者の皆さんの買い物あるいは通院を支援するための定期券の購入助成はすでに実施し、ご利用いただいているところですが、買い物難民の皆さんを支援するため、移動販売車で買い物支援を行なう事業者に運営費の助成を行なうことにしていますし、4月には、認知症高齢者のグループホームとデイサービスを兼ねた「はわいグループホームあずま園」も新たにオープンする予定です。手当の必要な各段階における福祉施策の充実を図りますが、地域における支え愛い運動を積極的に展開するためにも、老人クラブの結成促進と組織率の向上も重要な課題であると認識しており、組織化に向け尽力するつもりです。
 次に、教育につきましては、各小学校のパソコン教室のパソコンを更新するとともに、引き続き少人数学級や学ぶ意欲を育む学力推進事業を行ないます。
 中学校の統合につきましては、現在、議会とも意見交換をしているところですが、なるべく早く町民の皆さんとも町の方針をお示ししながら意見交換をし、平成25年度中に基本設計を終えたいと考えています。百年の大計であり、生徒のためを第一義として考え、取組みます。
 また、これまで検討してきた公民館のありようにつきましては、議論が整えば一定の周知期間を置き、実施に移したいと思っています。文化財関係では、尾崎氏庭園の池部分漏水のための調査や橋津台場跡の試掘調査を行ないます。
 最後に、男女共同参画の推進についてです。このことについては、近年重点事項として取組の強化を図っており、今年度は、役場庁舎内に横断組織を設け、男女共同参画推進のための必要な施策等について検討してきましたが、これらの結果を踏まえ、各種団体や企業等への働きかけを強めるとともに、多面的な展開を図りつつ、第3次男女共同参画プランの策定にも取り組みます。
 平成25年度は、これらのことを推進し、湯梨浜町をより魅力があり、将来に向け、より足腰が強く活気のある街にしたいと考えています。議員の皆様をはじめ町民の皆さまのご支援とご参画をお願いして、所信の表明とさせていただきます。ありがとうございました。