本文
アロハだより ~ハワイアロハホール特定天井改修等工事レポート6~
ハワイアロハホール特定天井改修等工事レポート6
アロハホール特定天井改修工事レポートの6回目です。今回は座席が元へ戻り、舞台照明のLED化工事についてお伝えします。
Aloha!座席が元に戻りました。
12.客席取付
舞台に積んであった座席が元に戻り始めました。座の部分を並べていき、その後で背もたれの部分を取り付けます。あ列~て列まで指定席用の表示通りに戻していきます。


13.客席誘導灯の取替
工事で座席をすべて一度外すということもあって、客席誘導灯がLEDとなりました。この誘導灯は、客席階段の足元にあるので足元灯とも呼ばれています。
この他に客席内には避難口誘導灯がありますが、今回の工事では、例えば映画上映会など場内の暗さが必要な時に、LED化した客席天井ライトと避難口誘導灯を連動させて消灯することが出来るようになりました。(誘導灯の消灯には決められた条件があります。)

14.ボーダーライトの取替(LED)
ボーダーライトは舞台全体をまんべんなく照らす照明器具です。舞台準備をする時にも使うので作業灯とも呼ばれます。これまで64灯あったライトが、今回の工事でカラーLEDの20灯になりました。(写真は10灯つけているものです。)

15.天井音響反射板ライトの取替(LED)
音響反射板は、生の音をお届けするクラシック音楽や吹奏楽などの演奏で、ホールを一つの箱のようにして音の響きを広げるために使用する舞台機構です。普段は角度を変え舞台上に吊って収納しています。この天井音響反射板(天反)のライトもLED(一部カラーLED)になり消費電力が大幅に削減されます。

16.調光器盤の改造
舞台照明は、調光器盤室にある調光器の電流を調節して明るさを変えているのですが、ホールのLED照明は、この調光器を通さないようにするため調光器盤を改造します。

17.DMXパッチラックの設置
DMX512規格を使用するにあたりDMXパッチラックが2階の映写室に新設されました。DMXの照明データの行き先を繋ぐラックで、電流計や無停電電源装置も付随しています。

18.照明操作卓の更新
DMXの使用やLED化に伴い、照明を操作する機器(操作卓)も更新されました。客席を含めホール内の照明は、この操作卓で調整して点灯させます。コンサートや演劇、ミュージカルなどの様々な場面の照明を記憶させてシーンを再現することが出来ます。

19.床養生の撤去
舞台上のボーダーライト、天反ライトの取り付けが終わったので舞台の床の養生を撤去します。

さて、前回のレポートで、昼間は目立たない発光石のヤシの木をご紹介しました。一番見つけにくいヤシの木を明かしてしまいましたが、これは「アロハホールにヤシの木は何本あるでしょうか?」とクイズにしておいたほうがよかったのでしょうか。他にも色々なところにヤシの木はあります。
正面玄関入口のロゴに。

また、アメリカのハワイ郡との交流のショーケースやポスターもあるのでヤシの木が描かれているものもあります。
結局、何本あるのでしょうか?機会がありましたら数えてみてください。
それでは今回のレポートは以上です。Mahalo!