本文
アロハだより ~ハワイアロハホール特定天井改修等工事レポート4~
ハワイアロハホール特定天井改修等工事レポート4
アロハホール特定天井改修工事レポートの4回目です。今回は、天井のボード貼りから塗装まで天井部分が復旧するまでの様子をお伝えします。
Aloha!天井部分の工事が完了しました。
前回は断熱材が敷き詰められたところまでをお伝えしました。
これから天井ボードを貼ってボードに下地処理を行います。
これから天井ボードを貼ってボードに下地処理を行います。
7.下地処理と塗装
ボードを切断しながら貼り合わせていきます。


ボード貼りが完了したところ。

ボードに照明や空調吹き出し口などの穴をあけます。

シーラー塗装を施します。

割れを防いだり平らに仕上げるためにボードの隙間に寒冷紗を貼ります。

パテで穴埋めや隙間を平らにします。



次は研磨していきます。


そして、またシーラー塗装を行います。(下塗り)

塗装を数回行います。(中塗り)

そして、またその上から塗装を繰り返します。(上塗り)
乾いたところは白くなっていきます。
この塗装が終わると天井ボードの塗装は完了です。

8. 器具取付
天井の塗装が完了したら、次は非常灯や火災報知器、照明器具の取り付けです。塗装された天井面はもう完了しているので、写真を撮る時もヘルメットなどを当てて傷つけないように気をつけないといけません。
空調ダクトや照明器具のフレームが取り付けられました。

非常灯、火災報知器、客席照明を取り付けます。

これが今回LEDになった客席照明です。まだ電源の関係でつきませんが、消費電力や熱を抑えホール内を新しい光で照らしてくれることと思います。
ホール内は舞台を含め、調光(明るさを調節すること)ができなくては演出ができません。今はLEDの調光もスムーズで様々な演出に対応できるようになっています。

各器具を付けたら天井部分の工事は完了です。


工事が完了した天井部分を、足場を撤去する前に各関係者が集まり確認します。火災報知器もあるので消防検査も行われます。この確認が終われば天井部分の完成となります。工事開始から約4ヵ月で天井部分が復旧しました。引き続き音響反射板や舞台の一部をLED化する工事が進められますので、またお伝えしていきたいと思います。
さて、新緑の季節となりました。前回の観音竹の花はあまり変化がありません。枯れてはいないようです。変化があればまたお伝えします。
長くなりますが、ここからはハワイアロハホールの特徴をご紹介します。ホールの特徴といえば定番の緞帳(どんちょう)です。
アロハホールの緞帳は、湯梨浜町ご出身の谷田穎郎(たにだひでお)さんの原画によるものです。谷田さんがデザインされた緞帳は、県内のホールをはじめ、新潟、愛知、奈良、愛媛など県外のホールにもたくさんあります。
これはホワイエに飾ってあるアロハホールの緞帳の原画です。
題目「燦々」

大山の峰に、「希望の樹々」(梨の木がモチーフ)、東郷池の湖面に輝く光、埴輪やあじさいの花など、この湯梨浜町の特色がちりばめられています。
アロハホールの緞帳は、西陣本綴錦織で、とばしあげ緞帳です。そのまま上下するものです。
舞台では、裏方・舞台監督さんが「どん前で!」とか「どんダウン!」などと、「どん」と略して呼んでいることもあります。
たまに「何秒で上がりますか?」と聞かれることがありますが、当館の緞帳は約11秒で上下します。緞帳が上がり(下がり)きるタイミングと演出の関係を確認されるのです。
緞帳を使う公演は、演目や演出により様々です。今回ここで緞帳写真を載せることはできませんでしたが、毎年秋に行われている「ゆりはま文化芸能祭」では、どん前のご挨拶から始まり、どんアップで開演します。機会がありましたら緞帳幕開けの公演をハワイアロハホールでお楽しみください。
それでは今回のレポートは以上です。 Mahalo!
アロハホールの緞帳は、西陣本綴錦織で、とばしあげ緞帳です。そのまま上下するものです。
舞台では、裏方・舞台監督さんが「どん前で!」とか「どんダウン!」などと、「どん」と略して呼んでいることもあります。
たまに「何秒で上がりますか?」と聞かれることがありますが、当館の緞帳は約11秒で上下します。緞帳が上がり(下がり)きるタイミングと演出の関係を確認されるのです。
緞帳を使う公演は、演目や演出により様々です。今回ここで緞帳写真を載せることはできませんでしたが、毎年秋に行われている「ゆりはま文化芸能祭」では、どん前のご挨拶から始まり、どんアップで開演します。機会がありましたら緞帳幕開けの公演をハワイアロハホールでお楽しみください。
それでは今回のレポートは以上です。 Mahalo!