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第3回東郷湖活性化プロジェクト推進会議 会議録

印刷用ページを表示する掲載日:2017年2月1日更新 <外部リンク>

日時 平成21年1月29日(木曜日)
午前9時00分~10時30分
場所 中央公民館 第1.2会議室

(日程)

町長あいさつ

東郷池を中心として湯梨浜町の総合的なプロジェクトであり、会長と相談し、1年間の各分野の実施状況を点検しながら、遅れている部分、欠けている部分がありましたら確認していただき、平成21年度に向けての意見交換をしていただきたいと思います。

1. 開会     

2. 会長あいさつ

(会長)

 東郷湖が雪で全面が凍りついたように見えて、非常に存在感のある湖だと感じました。湖の表情は、刻々といろいろ変わるのですが、この湖を活用することが、東郷湖周辺だけでなく湯梨浜の活性化になるということが、このプロジェクトの大きな意味になる。 平成20年度がどれくらい進んでいるのかチェックしながら、来年度に向けてどんなことが可能か話し合っていきたいと思います。

 最初に平成20年度事業の進捗状況をお願いします。

3. 協議

1)平成20年度事業の推進状況について

  • 環境関係 
  • 観光関係
  • 産業関係
  • 地域資源関係

項目1. 水草肥料化調査について

(町民課)

 この事業の発端は、県衛生研究所研究員の方から、東郷池に繁茂するホサキノフサモを刈り取り、特産二十世紀梨の肥料に使えないかということからこの事業を計画いたしました。進捗状況、実績については、昨年9月23日に漁協、関係団体、ボランティアの協力をいただき、漁船5艘で約5tの刈り取りをおこないました。9月24日に肥料化するために自然乾燥させ、9月26日から、メダカの会、公共施設に配り利用してもらいました。当初は、二十世紀梨への活用ということで、農業改良普及所に相談したところ、量的にも、協力農家もなかなか難しいとのことであり、平成20年度の事業としては、公共施設の花壇、学校の学級園での利用をしていただいた。残ったものは、町内の肥料をつくる業者に使っていただいた。資金は、鳥取県環境立県協働促進事業補助金を受けて実施しました。

項目2. 稚魚放流調査について

(企画課)

 東郷湖天神川サケ放流プロジェクトに、東郷湖活性化プロジェクトとしても参加するものです。具体的には、役場羽合庁舎玄関に水槽を設けて、今年3月放流に向けて飼育中で、来庁されたお客さんに見ていただいているところです。

項目3. 魚道設置試験について

(委員)

 魚道の設置については、子ども達から上流には設置されているのに、下流側に設置されていないのはおかしいとでてきたのと、以前からいろいろと頼んでいたところ、今回、いろんな方のご協力により、東郷川に魚道が1つ出来ました。鯉やフナ、サケ、鮎などいろんな魚がいるわけですが、昨年5月の産卵期の終わった頃に出来たもので、実績は出てないものの鮎はたくさん上がったようです。

(町民課)

 県の補助金10/10を活用し実施したものです。事業費50万円。

項目4. 覆砂試験について

(町民課)

 水質悪化の原因となるヘドロを砂で封じ込めてしまってはどうだろうということからこの事業に取り組みました。北条の県工事で発生する残土を利用して、ヘドロを押さえ込む工事をして水質浄化に取り組もうというものです。 約30,000?の残土を利用していこうと進めている。事業主体は、県でしていただける。県の河川課等にお世話になり、平成21年度から実施できる見通しとなっています。

項目5. 東郷池を守るアダプトプログラム制度の導入について

(町民課)

 アダプトプログラムについては、東郷湖の水質浄化を進める会が事務局として進めています。現在、企業9団体、ボランティア団体7団体の計16団体の登録です。活動開始は、2月1日からとなります。本日、昼から東郷湖の水質浄化を進める会で合意書の締結式で締結することになっています。財源としては、県補助金を活用し、啓発看板、パンフレットの作成をしています。 今後、さらに啓発して参加団体を増やしていきたいと考えています。

項目6. 水源域森林育成作業について

(産業振興課)

 東郷池の水源域の山林に住民参画事業により落葉広葉樹を植栽していこうというもの。現在、とっとり共生の森事業で候補者を募集中。昨年、東郷ダム付近で、東郷小学校4年生と東郷財産区で環境をテーマに、落葉広葉樹の植林体験をおこなったところです。

項目7. エコファーマーの推進について

(産業振興課)

 環境にやさしい農業を営む農業者の認定ということで、現在、町内の水稲生産者1,101件がエコファーマーに認定されています。今後も推進していきたいと考えています。

項目8. 湖産物料理メニュー化の促進について

(産業振興課)

 商工会地域活性化委員会が主催したシジミの創作料理、企画について、レシピを作成し、旅館等で共有し、対外的にPRできる体制づくりをしていくものです。

 商工会地域活性化委員会で協議検討されているところで、日本海テレビから取材申込があり協力しているところです。

項目9. 観光客誘致調査について

(産業振興課)

 はわい温泉・東郷温泉旅館組合でカニバスツアーを実施しているものです。現在、実施中で、3,822人の予約を受けているという状況です。

項目10. 特産品販売促進活動について

(産業振興課)

 特産品振興は、今後、力をいれていかなければならないと考えています。1回1回のイベントだけでは、前に進まないと思っています。イベントを開催しても、地域のフォローアップなど、中長期的な考え方が必要であります。他の団体との連携を模索しながら実施していく。具体的には、昨年、着地型観光商品「東郷梨選果場見学ツアー」の実施。とっとり梨の花温泉郷として名古屋ドームで開催された「妖怪フェスティバルinドーム」において、二十世紀梨の宣伝活動の実施。

項目11. 観光商品造成戦略活動について

(産業振興課)

 観光商品造成戦略会議を立上げて、野花豊後関係プランなどを検討してきております。県の観光メニュー実施支援補助金採択により、「野花梅渓散策ツアー」として、燕趙園、周辺を巻き込んだ観光商品を企画しています。今年3月に実施する。

項目12. 観光ルート検討業務について

(建設水道課)

 東郷湖周辺に散在する歴史、観光資源を結ぶ観光ルートを定めて、周遊観光において観光バス等の安全通行ができるかの検討。また、観光案内看板等の検証をしています。昨年12月30日に業務完了し報告書を作成したところです。今後については、地域活性化・生活対策臨時交付金の対象として整備できないものか検討中です。

項目13. 東郷荘絵図活用導入事業について

(生涯学習・人権推進課)

 荘園絵図啓発講演会として、昨年4月28日、文化講演「伯耆国東郷荘と中世荘域の歴史」を開催。8月29日、ゆりはま学入門講座「東郷荘絵図をめぐる」を開催。

東京大学史料編纂所との共同研究は、現在、鎌倉時代の絵図から江戸時代、明治時代にかけての地図の変遷について調査している。絵図に関する道標について、縁の地である松尾神社の県道からの入口付近に看板を今年3月までに設置します。

(企画課)

 東郷荘絵図パンフレット、レプリカの作成ですが、750年前、鎌倉時代に東郷荘があり、支配区域を明確にするために書かれたものです。よく見てみると、地形が、昔からおおよそ変わっていないことがわかりますし、生活の状態が伝わってくるということで、そういったことをパンフレット作成し地域づくりに活かせないかということで進めています。現在、生涯学習人権推進課と内容を確認しながら、今年3月には発行予定です。レプリカは、原寸大のものを役場玄関フロアあたりに展示できるように進めています。

項目14. 名勝跡地施設活用調査について

(企画課)

 旧4小学校の跡地について検討委員会で検討していただいた。検討会報告により、町が方針を決めて、現在パブリックコメントを実施している。そのあと、結果をみて、町の予算化等により実施していくことになります。具体的には、旧桜小学校を工芸品工房として整備していくということです。

項目15. 東郷湖活性化シンポジュームについて

(企画課)

 シンポジュームの開催について、財源として予定していた、元気再生事業の採択とならなかった。また、21年度も応募してやっていこうというものです。前回の会で、早めにこういったことを開催して啓発していかないといけないと意見をいただいたところですが、やるからには、講師等により集客効果のある会にしたいという気持ちもあり見送るものです。

項目16. 湯梨浜夏まつりについて

(企画課)

 湖上花火大会など、湖畔でイベントを実施して、東郷湖の魅力向上、地域活性化、観光振興に向けた取り組みです。実施主体は、湯梨浜夏まつり実行委員会、燕趙園です。 水郷祭、はわい温泉まつり、燕趙園花火を開催。たくさんのお客さんで賑わった。

項目17. 中華コスプレ・プロジェク、項目18、東郷湖ドラゴンカヌー大会、項目19、湯梨浜町民ミュージカルについて

(副町長)

 中華コスプレ、ドラゴンカヌー、ミュージカルは、それぞれの実行委員会で開催しているものです。中華コスプレは、春には日本大会、秋には、初めてでありましたが、中国、韓国からプレーヤーを集めましてアジア大会として、中国庭園燕趙園を舞台に開催している。

東郷湖ドラゴンカヌー大会は、昨年8月に実施しております。

湯梨浜町民ミュージカルは、県総合文化祭の企画事業として、倉吉未来中心で2回、アロハホールで2回の計4回の公演を開いています。

項目20. 東郷湖活性化プロジェクト推進会議

(副町長)

 東郷湖活性化プロジェクト推進会議は、この会のことです。

(会長)

 20年度事業進捗状況で、質問、意見はございますか。

(委員)

 項目1の水草事業で、どのような効果があるのか。

(副町長)

 データ的には取っていないが、県衛生環境研究所へ水草を取った事により水質がどのように変わったのか調査をお願いしているところです。今のところデータは無い。

(委員)

 農業試験場などで効果を検証してはどうか。小学校で梨体験など、どのような効果があるのか等、農産物に対しての効果を検証したうえで、水草肥料は、農産物に対してこのような効果があるというようなことをPRしていけばどんどん活用されていくと思う。

(副町長)

 これを実施するにあたって、どれだけ効果があるのかが分かったほうがよいと考え、実施する前、実証圃として取り組めないかを農林総合研究所に相談してみたが、年間計画等が決まっているので実施は難しいとのことで出来ていない。

(委員)

 衛生環境研究所としては、水質浄化の観点から、窒素、リン等での調査をきちっとしていかないといけないと考えている。来年度の主要なテーマとしており、どれくらい刈ればどのような効果があるのか。農林関係も連携を取っておきます。

(委員)

 今の話で、成分ですが、窒素燐酸カリ、ミネラルなどの調査をしていただきたい。以前、肥料として、海藻を粉末にした肥料を農協が扱っており実際に果樹園等へ入れていた。農協に同士会という組織があり、同士会とは、いろんな農薬、肥料を試練したりする生産者の団体。もし協力については、言っていただいたらよいです。

(委員)

 東郷小学校で試験的に農家の方から借りている果樹園に入れさしていただいている。心配なことは、塩分の関係です。昔は、水草を果樹園に入れていたということなので、農家の方の了解を得て入れているところですが、塩分の関係も調べてもらって、自信もって使える肥料ということにしたい。東郷小では、収穫したものは、水草の関係がわかるような名前をつけてブランド化しようと考えている。それでうまいこといけば、梨農家の方にも協力していただけるかもしれない。実際、中海では、米で大成功しているので、ブランド化までもっていきたいと考えている。

(副町長)

 白ねぎを手広くされている農家の方から聞いたことですが、塩分がいい方向に作用するということがあり、東郷池の水草ならぜひ入れてみたいと言われた。そういった方に使用していただいて、効果がデータ的に出てくれば、より弾みがつくのではと思う。

2) 平成21年度事業計画(案)について

  • 環境関係 
  • 観光関係 
  • 産業関係 
  • 地域資源関係
  • 地方の元気再生事業の計画(案)

(会長)

 まだ、あるかもしれませんが、来年度計画と併せてお聞きしたいと思います。

 では、21年度事業計画案について説明をお願いします。

項目1. 水草肥料化調査について

(町民課)

 水草の肥料化については、今年も計画して実施していく。刈ることに大変な費用が必要です。それを乾燥して、樹園地等へ運ぶ。たくさんの量を確保しようと思えば、たくさんのボランティアの協力及び費用が必要となってくる。そのようなことから、H21年度において、20年度程度の計画で考えている。

項目2. 稚魚放流調査について

(企画課)

H20年度に引き続いて実施していくものです。

項目3. 魚道設置について

(町民課)

 魚道設置については、中前校長先生からご報告いただいた。東郷側で魚道の無い堰堤が2ヶ所あり、H20年度は一番下の堰堤に魚道を設置したところです。H21年度は、下から2番目の堰堤と考えましたが、現場の形状が実施できるようなものでないために中止することになりました。

項目4. 東郷池を守るアダプトプログラム制度の導入について

(町民課)

16団体が2月1日~活動開始の計画としている。これがさらに広がって東郷池周辺全て活動がなされるようになればと啓発を進めてまいりたい。

項目5. 水質浄化覆砂事業及び効果検証について

(町民課)

 H21年度から3年間、県の事業で実施していただきます。

(中部総合事務所県民局)

 北条の県工事の砂をレークホテル東郷の跡地に置いていますが、これを使い、H21年度、22年度事業として覆砂を実施するものです。事業費につきましては、2ヵ年で約2億円、併せて覆砂の効果検証ということで、H21年度からH24年度の4ヵ年で実施します。H21年度効果検証予算として600万円ということです。

項目6. シジミの生息環境改善対策について

(産業振興課)

 漁協を実施主体として、シジミの増殖につなげるために覆砂を実施するものです。今後の具体的なことは、漁協、町、県で協議して実施していくものです。

項目7. 水源域森林育成作業について

(産業振興課)

 水源域森林育成については、昨年度よりの継続事業で、とっとり共生の森の候補地として採択を待っている状況です。 県の緑化推進委員会事業も活用しながら進めていきたい。

項目8. エコファーマーの推進

(産業振興課)

 エコファーマーの推進ということで、2月から農協の部落座談会で周知徹底をおこなう予定。継続的に進めていく。

項目9. 湖産物料理メニュー化促進について

(産業振興課)

 継続事業です。商工会地域活性化委員会で協議、検討していくものです。

項目10. 観光客誘致について

(産業振興課)

 はわい温泉・東郷温泉旅館組合事業で、カニバスツアーを実施して誘客していく。

項目11. 特産品販売促進活動について

(産業振興課)

 特産品振興については、継続事業です。追加事業として、町内の特産品、梨、シジミなどいろいろとありますが、そういった特産品を活用した土産物を開発していくものです。

項目12. 観光商品造成戦略活動について

(産業振興課)

 観光商品については、今滝「滝床料理」、東郷梨選果場見学ツアー、野花梅渓散策ツアーを継続して、宣伝、実施していく。

項目13. ハワイトライアスロンin湯梨浜について

(産業振興課)

 トライアスロン大会を今年5月24日に開催することになりました。

項目14. 観光ルートの整備について

(建設水道課)

 H20年度調査の結果により、観光地へのアクセス道路、観光案内看板等の整備を計画するものです。地域活性化、生活対策臨時交付金に町として手を上げて対応していこうと考えている。伯耆一宮・倭文神社へ大型バスが来た時に対応できないことから、対応するための駐車場の整備を考えている。不動滝に行く道路の拡幅、観光案内看板の整備をしていく計画としている。

項目15. 東郷荘絵図活用導入事業について

(生涯学習人権推進課)

 調査研究事業は引き続き実施していきたい。環境整備事業は、東郷池周辺の文化財の説明板、標柱等について、財源としては、臨時交付金の要望をしており、対応できればと考えています。具体的には、文化財保護委員さん等と検討し実施していきたいと考えています。

項目16. 東郷湖活性化シンポジュームについて

(企画課)

来年度も、地域の元気再生事業を提案しようと思っていますが、その中でシンポジウムの計画を考えています。内容としては、池の産物、地元の産物を使った料理の試食会とか、講演、取組紹介、パネルディスカッションなどを考えています。

項目17. ゆりはま塾について

(企画課)

 新規事業として載せました。東郷池を取り巻く環境と併せて湯梨浜町の歴史、伝統、自然環境について、後世に語り継ぐ人材を育成するために塾を開講するものです。年に3回以上の講座を開催していく計画。現在の応募状況は、塾生8名、講師7名です。

項目18. 湯梨浜夏まつりについて

(企画課)

 H21年度も湯梨浜夏まつり実行委員会を開催し、花火、イベント関係を計画していきたい。

項目19. 中華コスプレ・プロジェクト

項目20. 東郷湖ドラゴンカヌー大会

項目21. 湯梨浜町民ミュージカルについて

(副町長)

 中華コスプレについては、春に中華コスプレ日本大会、秋に中華コスプレアジア大会が計画されている。東郷湖ドラゴンカヌー大会は、夏に実施。湯梨浜町民ミュージカルは、新たな形で公演の準備をされている。

地方の元気再生事業について

(企画課)

 地方の元気再生事業とは、地方が新しいプロジェクトをおこなおうとする時の準備調査、試しに実施してみようとする場合に、国が実施団体に委託調査として100%の必要経費を負担してくれるもの。実施主体と委託調査の契約を結び地域で独自の取組を進めるための支援です。H20年度、東郷湖活性化プロジェクト推進会議で提案しましたが、不採択となりました。H21年度も採択となるように提案していこうと考えています。
 スケジュールは、今年3月上旬に国の事業説明会、個別相談会が開催され、4月中旬には提案書を提出ということになります。実質的には、3月の個別相談会までに企画書を作成しておかなければならない。採択の決定が6月下旬。その後、予算化に関連して議会への提案。事業実施は8月からとなります。
 どのようなことを提案するかですが、「東郷池~ロハスな水際空間創出プロジェクト」 ロハスという表現を使いました。地域アイデンティティという言葉がありますが、地域が一つの明確な目的を持って進めて行くということが大事ではないかということで、あくまで案ですがこのような表現を考えた。いろいろと事業を掲載していますが、関係団体と協議してなくてイメージの段階で作成したものです。ロハスの意味ですが、自分自身の健康と地球環境を意識したライフスタイル、スローな生活をしていこうというもので、国際交流していますハワイ州がロハスをイメージする代表的な土地柄となっていて、集客を考えるなら、はわい温泉が一番の観光地であることから考えました。
 案として、アクティブプラン

  1. 定期航路「ポンポン船」復活調査事業は、かつて東郷温泉、はわい温泉とを結び、観光の隆盛を支えていた定期航路「ポンポン船」でしたが、今は就航されていません。湖畔にある2つの温泉地、燕趙園などの観光施設、松崎駅、昨年新設された自動車運転免許試験場を結ぶ公共アクセス手段として活用し、地域再生を図る実証をおこなってはどうかと考えました。
    今、カニバスツアーをやっておられ、昨年は、関西圏より6000人ものお客さんが来られ、望湖楼さんの船を使い、朝10時頃 はわい温泉を出発し、松崎、燕趙園を結び、1日1回使っておられ好評だということです。
    松崎駅前、商店街の人たちも集客に力を入れられており、
  2. の松崎駅前、商店街元気再生チャレンジ事業として、アドバイザーの派遣を受けながら、商店街の町並み整備や空き家利用による賑わいの創出。
  3. 親水しじみ取りイベント調査は、潮干狩り的に、しじみのつかみ取りの体験の場を設け、町民向けにも環境への関心が高まるでしょうし、観光的にも、体験型商品として売っているのではないかということで1つの案として考えてもらったらと思います。
  4. 水辺のプロムナード開発調査 プロムナードとは、散策道ということで、民間団体の連携により東郷池のビューポイントや絵図など歴史資源をつなげた散策ウオーキングプログラムの開発、試行をおこなう。木道の整備など。スピリチュアルとは、精神的、心など癒しを演出するもの。
  5. ロハスな水際生活演出事業 FTTH事業で、何か活用できるものはないかと考え、東郷池の景色と一緒にヒーリングミュージックを各家庭、旅館等に配信し、ゆっくりした生活を演出するものです。
  6. 水辺の癒し空間ビジネス創出調査 旅人が旅先で作曲できるようなシステムがあったら楽しいのではと考えた。作曲ソフトの入っているノートパソコンを貸し出しするもの。工芸品工房の話がありましたが、旧桜小学校で、旧棟は取り壊しとの話ですが、新棟の3階の音楽室は景色のよい場所ですし、夢広場横の元カフェ夢広を使えるのなら、カフェ的なことも有りかとも思う。出来上がった作品は、CDで持ち帰ってもらってはどうかということです。
    次にスローフードプラン
  7. ロハスな料理教室 湯梨浜でできた自然素材を生かした郷土料理を住民のライフスタイルに取り込んだり、旅館などで売り出していくこともいいのではないかというような料理講習会を開催してはどうかいうことです。
  8. 水草肥料化実証実験 現在取り組んでいるものですが、営農に実用化していくような調査をしてはどうかいうことです。
    次に、PRアクションプラン
  9. ゆりはま出島作戦 各機関が連携して情報を発信していくようなサイト等により発信していってはどうかということです。
  10. 東郷湖活性化プロジェクトシンポジュームの開催 水辺のまちづくりをテーマとしたシンポジュームを開催し、住民の気運を醸成してはどうか。対象になれば、講師料など国からみていただけるので、講演会、トークショーも出来るのではと考えています。

 これら全部やれるとは思ってない。検討の材料として出させていただいた。具体的に、昨年度は、東郷湖活性化プロジェクト推進会議が提案者として進めましたが、元気再生事業の性質から実質的に取り組む人たちが提案していく方が良い。国から委託を受けて実施するもので、その団体以外が取り組むと、再委託となるということになるので、国はダメだと言っている。実際に動かれる団体が協議会をつくり提案していくことが進めていくうえでいいと思います。今年3月上旬までに企画書提出です。

(副町長)

 事務局から提案することは恐縮しますが、本年度の採択状況をみますと、鳥取市の駅前道路に芝を敷き詰めたことで、マスコミに大きく取り上げられましたが、ある程度、こういう形で焦点を絞らないと採択は難しいと思います。この中で、集中的にこれといったものを核として申請した方が採択の可能性は高いと感じます。これらの他に取り組んだ方が良いというものがありましたら、提案をいただきたいと思います。

(会長)

 最初に、H21年度事業計画についての意見質問がありましたらお願いします。

(町長)

 覆砂の関係でシジミの生息環境改善の覆砂実施で検証を加えておいてください。
 区長会より、地域で河川の草刈り後、そのままにしているために河川に流れ込んで悪さをしているとの指摘がある。肥料化との関連で、刈った草の対策を項目として追加しておいてください。

(委員)

 東郷池の中にイルミネーションが出来ないかということです。鳥取砂丘で実際やっていますが、かなり見ごたえがある。イルミネーションを池の中に作ることによって倍に見える。あやめ池に設置してありますが、上だけでなく、下に映った姿、花火も一緒ですがたいへん奇麗である。夜、屋形船が出ていますが、夜景もあまり無くて見ごたえがない。イルミネーションがあることにより良いイメージがつく。ただ、具体的にどのようにすれば良いのかわかりませんが、できたら良いと思います。

(委員)

 若い人の参画を視点として入れてはどうかと思う。中学生、高校生を含めて若い人が入っていただけたら良いと思います。その中で、トライアスロンとかやられるわけですが、私も西部の時にトライアスロンのボランティアをしていたのですが、得るものが多い、感動が伝わってくる。アダプトでも係わると、ゴミを捨ててはダメだなとかわかってくる。環境学習なんかで、水質測定など衛生研究所で協力もできますので、若い人の参加、視点というものをもって進めていただけるといいのかなと思います。

(委員)

 なんか湯梨浜町だけの活性化みたいなことで、周辺には三朝、三徳山とか、梨の里温泉郷とかいろいろなところがある。国の事業に繋がるということになれば、もっとグローバルに考えないといけないのではないか。湯梨浜町だけで、東郷池の周辺だけでやっていてもいけないのかなと思う。三朝町三徳山の世界遺産の関係など周辺には、いろいろなものがあると思います。そういったものとの繋がりは考えていないのか。昨年、名水百選で宇野地蔵滝、朝日新聞の日本の里百選に東郷の国信、別所がありますが、そういったもので、外から、側から見たものが載ってないような気がする。大事なものが載ってない。それと、尾崎家を活用する方法をなんとか考えてほしい。あれほどの文化財は県内でも貴重なものですので、町おこしなどで活用できないものか。

(町長)

 今の前段の話で、広域的な観光、倉吉市を中心とした定住構想、三朝の世界遺産の関係は、三朝町のみならず県も係わっている。そうした、広域的な取組は、観光分野に係わらずいろいろな分野で進んで来ています。その中で、整理していくということになれば、各地域の独自性や特色を生かして伸ばしていくことを共通の場で考え、それぞれ寄せ合うという考え方です。ですから、今の段階で、湯梨浜から全国的に打って出ることは困難だろうと思っています。湯梨浜で客観的に価値を高めていくことにより主張できるものができてくるのかなと思う。広域連合での検討など、いろいろな場面で広域的な連携ということを頭に置いていかないといけないと思います。 尾崎邸については、名勝、史跡の中で活用を考えていかないといけない。

(委員)

 各担当課の事業説明のようになっている。せっかく、「環境」「観光」「産業」「地域資源」と分野ごとに分かれているのに。例えば、観光振興なら、こういうことをやるのですよ。ということがはっきりすれば、ある程度、イメージがつくと思う。

それと、特産品の販売促進活動について、計画のところに、いい訳みたいなことが書いてある。これは、部会の方からの意見でよいのか。観光部会からの意見だとしたら、販売実績を上げていくか、費用対効果を無視してPRしていくのか、どっちかわからないということでしょう。町の財政からしたら、他のイベントをした方が良いですよということでしょう。本当に、観光部会から、こんな意見がでるのかなあと思う。

(町長)

 これは、担当課の意見だと思います。「町単独では、事業効果、コストパフォーマンスが疑問」と書いてあるが、そのこと自体が疑問である。町の中の単体でやれば、そうかもしれないが、例えば、東京のアンテナショップ、活性化センター前の広場にしても、各町が単独でやっている。町のトータルな観光、産物なり取り組んでいる。 ここの書き方は、何かのイベントにくっついてやった方が効果的ですよ。となっているが、果たして本当にそうなのか。

(委員)

 なぜ、イベント、大会を活用されないのか、トライアスロンにしても、全国から来られるでしょう。なぜ、その場を活用されないのか。自ら、ブースを設けてPRしていくとか。

(副町長)

 トライアスロンの場合は、当然、そのような場を設けます。ここに書いてあることは、外に出て行くということに消極的な担当課の意見です。

(委員)

 ですから、せっかくの機会ですから内部で情報発信していけばよいこと。その視点で、物事をとらえていけば、もっと販売促進もできると思います。それから、農協さんを販売促進に確保されているのか。農協さんとタイアップして、梨時期には大阪市場までPRしておられるのか。そういうことに、便乗していくとか。農協さんとのタイアップも図れると思う。

(町長)

 町内のイベントといえば、地産地消、ゆりはま市ということで、燕趙園前、観光客のおられる中で実施した。

(副町長)

 ご指摘のとおりだと思います。町単独でも打って出ないといけないと思う。大阪市場の話がありましたが、町長も出てPRしてきている。打って出ることは必要だと思いますので姿勢を変えていかなければならない。

(委員)

 この前、倉吉青年会議所が華麗(カレー)なるコンテストin中部を開催し、湯梨浜カレーが最優秀となった。せっかくだから、こういったものを売り出していくということも、一つの特産品をつかった湯梨浜の料理を売り出していくためチャンスだと思う。湯梨浜カレー、審査して最優秀で終りではもったいない。どっかで販売出来るようなシステムはできないか。地元ですので、特産品をPRしていく方策かなという気がいたしました。

(委員)

 東郷湖を考える会としても、基本的に環境と観光との共存関係をいかにとらえていくかということも大事な推進だと思う。この中に、その辺の主義、主張が入っているのかどうか。 今、言われているのが、CO2対策で、東郷池との関連で入ることはできないかどうか。 環境と観光で、観光よりも環境の方が、今、重点となっているということを頭に入れて作ってもらいたい。

(委員)

 この資料に、東郷池、東郷湖と両方使われているが、水質浄化の会も東郷湖から東郷池に変更されるということです。東郷湖活性化プロジェクトを東郷池活性化プロジェクトに変更してはどうか。

(町長)

 東郷湖、池の名称アンケートについては、ご存知のことと思いますが、正式名称については、従来どおり東郷池でいくことになりました。ただ、使用については、イメージがあり、町のスタンスとしては、求めるもの、期待するものに応じて使い分けしていただいてかまわないということで説明しています。東郷湖活性化プロジェクトについては、池そのものというよりも、池を中心に周囲全体の活性化を考えたいというもので、湖周という言葉とのつながりから東郷湖でいいと思う。また、奇麗なもの、美しいものとして湖の方がイメージ的に良いのではと内部で検討し湖のままいこうということです。皆さんのご意見があれば検討したいと思います。

(企画課)

 もともと環境、観光、産業、地域資源の4つの部会からプロジェクト推進会議が出来ている。あわせて、県、町がおこなっています頑張る地方応援プログラム、これは2年目で年間3000万円の交付金で東郷湖関係周辺の事業をおこなっている。また、地方の元気再生事業、これらが入ってきて、全体の活性化プロジェクト推進会議となっている。ですから、それぞれの部会でおこなわれる事業は、それぞれまとまった中で一つの事業メニューをいれながら、それが環境に入っていくのか、観光に入っていくのか、産業に入っていくのかという区分けは必要です。次の会までには、区分けをしながら事業メニュー化はしていきたい。ただし、環境だとか観光だとかわかりにくい部分については、地方再生事業で議論しながら、足らない部分をこういった他の事業で補填していくということで、活性化プロジェクトが成り立っていけたらと思っています。

(会長)

 元気再生事業も、今日結論というわけでなく、いろんなご指摘をしていただけたらと思います。こんな案が出ていますが、ここを強調したどうか。とか。これはいらないとか。いろいろありましたらお願いします。

(委員)

 見させていただき、たいへん良くアイデアが出されていると感じます。その中で絞るということは良いと思います。夕日なんかで、足湯のところは、すばらしくよい景観である。アフリカ系の太鼓の練習によく会います。中海も夕日コンサートを地元の音楽関係者の方がやっておられ、夕日を見ながら考えるということはいいと思う。お金が絡んでも、皆でできることは多少あるので、採択は別として、小さいところからたくさんやっていくこともお願いしたい。

(企画課)

 たくさんの案を出したのは、この中で3つ程度選んでもらいたいと思っている。その中で、実証実験をやっていくという形になってくる。例えば、実証実験として、夏休みの間、1ヶ月間とか、ポンポン船を走らせてみようとか。それと併せた賑わいの町を作っていこうとか。皆さんイメージは持っておられると思いますが、イメージはあっても絵になっていないのではないか。絵になるようなものが描けれたら、次の議論になるのではないかと思います。 この案の中で、これだけは、元気再生の事業に載せたいという意見がありましたらお願いします。

(委員)

 ポンポン船の話ですが、子どもの頃はポンポン船が当たり前だった。これを今やればインパクトがあると思う。県の自動車運転免許センターができ、人が湯梨浜に来られる。池を見ることによりシジミ、観光などに関心をもっていただくなど、いろんな面に広げていく事ができると思う。免許センターができた時から思っていたが、ポンポン船は非常にいいことだと思った。なぜ、倉吉駅を経由して免許センターに行くバスとなっていて、湯梨浜の松崎駅を使ったルートが無いのか。ポンポン船復活をなんとかしてもらいたいと思っていた。漁業組合と話し合って船・航路を使わせてもらうとか、復活できたらインパクトがあると思う。夕日も奇麗だし、いろいろと繋がってくるのではと思う。ぜひ、なんとかお願いします。

(委員)

 ロハスという言葉がなんで出てきたのかと思いますが、ケーブルテレビにヒーリングミュージックが流れることについて、すごい、いいなと思いました。事業を国に通してもらおうと思えば、盛りだくさんのメニューではインパクトが無い。すごいいい事業もたくさんある。環境も大事、観光も産業も大事になことがたくさんありますが、他の町ではやってないような、湯梨浜ではヒーリングミュージックとか。他でやってないようなことをして集客して、それに付随して、環境とかも考えて意識を持ってもらわないといけない。若い人と言われると、ヒーリングミュージックだけを集めたコンサートをするとか、オカリナをするとか、湖畔で太極拳をするとか、いろいろあると思いますが、あれもこれもすることは難しいかなとも思う。

(委員)

 泊に住んでいますが、話を聞いていてもよそ事のようです。協力できるとしたら、昨年は、加工グループとしてゆりはま市でシジミごはんを販売し好評でした。その他では、この会に出ているのは場違いかなと思っています。周辺と言われたので、夏場でしたら、泊は海で花火をあげます。すごく好評で、とまり夏まつりの花火が一番良いと言ってお客さんが来られる。そういうことで、泊地域も兼ねたようなことにしてもらわないといけない。今の東郷湖の活性化プロジェクトだと、泊に帰っても、関係無いと皆さんが思っておられ、私達は、湯梨浜の町民でないじゃないかという感じも受けます。その辺、考慮していただき、東郷池も大事ですが、それにアクセスをつけるなら、夏場ならイカの漁り火とか、観光のツアーにでも入れてもらったらありがたいし、泊も含めた周辺の活性化とあるべきと思う。

(委員)

 親水シジミ取りイベント調査について、旅行とか出た場合に、見て廻るだけだとつまらないので、体験して帰るという方向になってきている。シジミ取りイベントはいいのではと思う。その他、農産物の加工、味噌作りなど体験型の取組みというものをしていただいたらいいと思う。

(委員)

 トライアスロンは、東郷池で泳ぐのですね。それだけ水質が良くなってきたということですね。

(会長)

 今日、結論が出るわけではありませんので、これはと思われたら企画課へご意見を寄せていただければと思います。

(企画課)

 次回をいつするかですが。今回ご指摘された部分を整理しなおして、きちんとこの場所で、どういうことが21年度にそれぞれの部会でおこなわれるのか。あるいは、検証すべきものとしてこの表を変えてみたいと考えてます。予算等の関係があるので4月以降になると思います。

(副町長)

 湖産物料理メニュー化促進について、日本海テレビへの協力については、とっとりWHYという番組で、東郷池の産物を使った料理を商工会女性部の方が中心となり紹介されたということです。

(会長)

 総合力としての活性化の話なので、これをどうまとめていくのか。共通する理念はなんだろうということ。もう一度考えてみたいと思います。

5. 閉会