平成28年度予算について

　平成28年度予算（一般・特別・企業会計）が3月定例議会で可決されました。一般会計の総予算額は104億2,000万円で、前年度に比べ15.1％の増額となります。

　平成28年度一般会計予算の歳入は、昨年度に比べて町税で4,316万円、町の施設整備などを行うための借入金で6億4,570万円の増額を見込む一方、地方交付税で1億8,000万円の減額を見込み、予算を編成しました。
歳出は、地方創生をはじめ、第3次湯梨浜町総合計画など各種計画の着実な推進を図り、住民福祉の向上に向け積極的な予算を計上し、限られた財源の中で効果的な配分に努めました。
一方、経常的な経費などの徹底した見直しによる歳出の削減にも努めましたが、地方交付税の減額が見込まれるなど依然として厳しい財政状況です。
将来に向けて、足腰が強く、活気と魅力あふれる町にするため、引き続き気を引き締めて財政運営を行います。

　平成28年度に取り組む事業のうち、新規に取り組む主な事業などは以下のとおりです。

• 町消防団第5分団（泊）に配備している消防ポンプ自動車を更新します。
  【消防ポンプ自動車購入事業／2,556万円】
• 三世代同居を目的に住宅を新築する費用などの一部を補助します。また、中古住宅などの取得に要した不動産仲介手数料や、移住者の自動車運転免許取得費用の一部も併せて補助し、移住定住促進を図ります。
  【三世代同居等支援事業（地方創生）／500万円ほか】
• 過疎地域に指定されている泊地域において、買い物、医療、福祉や役場窓口機能など複数の生活サービスを集約する「小さな拠点」を実現させるため、協議会を設立します。
  【小さな拠点推進事業／70万円】
• 導入から10年以上経過する町ホームページを更新します。
  【情報化推進臨時経費／765万円】
• こども園などに入園する児童のうち、第2子以降の保育料を軽減します。（保育料軽減制度）
• 昼間家庭で乳児を保育する保護者に対し、月額3万円を支給します。平成27年度は1歳までの乳児が対象でしたが、1歳6か月までの乳児が対象となります。
  【家庭子育て支援事業（地方創生）／3,058万円】
• 放課後に子どもの居場所を提供して見守り活動などを行う団体や自治会などに対し、活動費の一部を補助します。
  【地域の子育て応援交付金助成事業／110万円】
• 妊産婦や乳幼児を育てる家庭の様々なニーズに対し、総合的に相談支援を提供するための体制を整備します。
  【子育て世代包括支援センター事業／350万円】
• 児童生徒の季節性インフルエンザ予防接種費用を助成します。
  【児童生徒インフルエンザ予防接種／127万円】
• 町独自の担い手農業者の認定基準を定め、新規就農者に対して奨励金を交付したり、住宅家賃や中古機械導入費用などの一部を補助したりします。
  【担い手ステップアップ支援事業（地方創生）／431万円】
• 羽合地域の水路の漏水対策工事を実施し、水田の耕作条件を改善します。
  【農地耕作条件改善事業／1,400万円】
• 生活困窮者自立支援法に基づき、生活困窮者の就労能力向上を図り、社会訓練を実施します。
  【就労準備支援事業／205万円】
• これまでの特別医療給付に加えて、小児医療の対象年齢を15歳までから18歳までに引き上げて給付します。
  【特別医療給付費／9,762万円】
• 県内で人材不足に悩む業種に就職し、町に定住する若者の奨学金返還金の一部を助成します。
  【町ふるさと人材育成奨学金支援助成金／63万円】
• 地域の人材を活用し、放課後や週末などに、小学生や中学1年生の学習支援を行います。
  【地域未来塾推進事業（地方創生）／68万円・放課後子ども教室推進事業（地方創生）／286万円】
• 東郷小学校のスクールバス1台を新規購入します。
  【スクールバス購入事業／2,281万円】
• 小学校の4年生の教室などにエアコンを設置します。
  【羽合小学校管理運営臨時経費／768万円ほか】
• 新中学校の校舎や体育館などの建築工事に着手します。
  【新中学校・学校給食センター建設事業11億3,685万円】

歳入

歳出

特別・企業会計