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ありがとう ゆりはまの天女たち ~ 第12回湯梨浜町民ミュージカルプログラム巻頭言(一部加筆)(令和元年12月8日)~

印刷用ページを表示する掲載日:2019年12月16日更新 <外部リンク>

ありがとう 湯梨浜の天女たち

ミュージカル1
 湯梨浜町誕生直後の後のまちづくり百人委員会の議論を踏まえ、旧3町村の枠を超えた町民参加によるミュージカルを実施し、町民の融和を図ろうと始められた湯梨浜町民ミュージカルが、最後の公演の時を迎えました。
 平成19年の第1回町民ミュージカル「黄金の梨」以来、第11回の「中将姫物語」までの公演を通じて、私は次のふたつのことを感じています。
 一つめは、天女、梨、倭文神社、シジミ等、湯梨浜の持つ素材を活かしながら、困難なことを克服していく過程の中から、友愛、家族愛、隣人愛等の人間に対する愛から動植物への愛、さらには自然への愛、天界(神)への愛など、様々な形で表現された愛とその大切さです。
 二つ目は、町民ミュージカルには、みんなが熱い思いを結集して基礎をつくられた創生期、外部の演出家を招き質の向上等を図った充実期、そして円熟期に至る過程がありましたが、常にその中核にあって様々な苦労を重ね、手作りのミュージカルをまとめ上げ、上演してこられた女性たちの並大抵ではないご努力に対する心からの敬意です。正に湯梨浜が標榜する女性が活躍する町の象徴的存在でもありました。また、毎回のようにステージで重要な脇役を果たしてこられた方、舞台衣装・装置の制作など、裏方の役割を果たしてこられた多くの皆さんにも大きな拍手を送りたいと思います。
 素人ながら、私はミュージカルの公演には、他の舞台発表に比べ、多大の労力と時間が必要だと考えており、ましてや1回ごとに新作ですから、一口に13年間で12回といっても、スタッフお一人お一人が膨大なエネルギーを注いでこられたことは想像に難くありません。この13年間の公演により、所期の目的は達成されたとも思っており、重ねて感謝の意を表します。ありがとうございました。
 湯梨浜町が誕生して15周年という節目の年、町民ミュージカルが一旦その幕を閉じるのはとても残念なことですが、近い将来、町内の若者たちの沸々と湧き上がる情熱により、新たな町民ミュージカルが上演されることを期待し、筆をおきます。
ミュージカル2
           湯梨浜町長 宮脇 正道