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鳥獣被害防止のための体制づくり
イノシシが被害を出す原因は何なのか。地域ぐるみで農地周辺の環境をチェックして餌場としての魅力を下げ、イノシシを近づけさせない環境を地域ぐるみで作りましょう。
集落チェックシートの活用
地域ぐるみで被害対策を行うには、イノシシの生態や被害防止対策を知り、自ら対策に取り組むやる気を持つこと、地域全体で共通認識と目標をもって取り組むことが大切です。
その一つの方法として「集落チェックシート」を活用した方法があります。事前にこのシートを用いてチェックを行い、その結果に基づいて巡回し、どこに問題があるのか把握し、情報を地図上に落とすなどして、対策の優先順位や取り組み内容を地域のみなさんで確認するものです。
なお、鳥獣被害軽減のため、地域で取り組めるものには、次のようなものが考えられます。
- 集落・農地周辺の放任果樹や生ゴミ、農作物残りクズなど、無意識な餌付け行為の改善
- 野生害獣の侵入ルートの認識による効果的な追い払い
- 出没獣種に合わせた被害を受けにくい農作物品目の選定や適正な作付け配置
- 獣種や被害レベル、設置場所(地形)、資金、労働力などを考慮した適正な防護柵の選定
- 防護柵の設置後は、集落内に管理組織を結成し、定期的・連続的に管理を実施
例)集落チェックシート(PDFファイル:7.5KB)(農林水産省生産局ホームページより抜粋)