第四編 民俗
第四章 人の一生
第二節 生育
ままくい
生まれて一〇〇日目に、飯の食い初めをさせるままくいの行事があった。ももうかともいった。実家から贈られた子供用の膳〈ぜん〉一式に、赤飯やタイの頭付きなどを盛り付け、神様に供えたあと、子供に赤飯三粒を食べさせ、食い初めとした。三つぶ食べさせると力持ちになるといわれた。
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