第四編 民俗
第三章 生産・生業
第二節 漁労
 三  新しい漁法

かごづけ漁
 かごづけ漁は、かごを湖底に仕掛けて手長エビを獲る漁法である。東郷湖では七、八年前から始まった。かごの中にはエサの米ヌカを入れておく。漁の期間は六月から七月下旬である。手長エビのほか、岸辺近くに仕掛けてズガニ(モクズガニ)を獲る場合もある。


かごづけ漁のかご
(左右にかえしの網が付いている)


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