第四編 民俗
第二章 衣・食・住
第三節 住居
 二  建築様式

大正時代
 大正時代に入ると、ワラ屋根の普請はなくなり、二階建てかわらぶきの家が一般となった。これは部屋数を増やして蚕を飼う目的も加わっていた。明治時代と変わった点は、かわらぶきになったほか、土台を据えるようになったことである。また、ひさしが高くなり、室内が明るくなった。しかし、間取りは従前の田の字型が基本であった。
   
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