第四編 民俗
第二章 衣・食・住
第二節 食事
四 郷土料理
がぞうなます
小ブナを骨ごと小さく刻んだあと、一〇〜二〇分間酢に漬け、大根おろし・みそ・砂糖・酢と混ぜる。大根は、がぞうおろしと呼ばれるおろし器を使うことから、この名が付いた。目の荒いおろしである。これにネギのみじん切りを添えて食べる。フナとみその風味がよく合う。大きなフナの場合は三枚に下ろし、身だけを刻む。
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