第四編 民俗
第二章 衣・食・住
第二節 食事

三 禁忌食物
 ある特定のものを食べないこと、あるいはその作物を作らないという禁忌の習俗が本町にも二、三残っている。
これは氏神や神霊にまつわる村単位のもので、全国的にみられる禁忌の理由と共通したものである。人間の味欲を抑えて守られてきたのは、神に対する畏敬〈いけい〉の念の表れであろう。
   
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