第四編 民俗
第二章 衣・食・住
第一節 服飾

普段着
 普段着には、木綿で裾〈すそ〉丈が足首まであるかすりやしまの長着を着た。五、六月は単衣、七、八月は浴衣、秋と三月は袷、冬期は綿入れで、帯はシゴキ帯であった。
 女は鉄砲そでの中長ハッピを着た。やはり、かすりやしま柄であった。普段着が古くなると仕事着にした。
   
<前頁
次頁>