第4編 民俗
第1章 年中行事
第1節 正月行事
(2) 1月2日

使い初め
 大工・左官・鍛冶屋・桶屋などの職人は、道具を神前に供え、お神酒で清めたあと道具の使い初めをした。使い初めは、かんなを研〈と〉いだり、材木に手斧〈ちような〉や差し金を当てるなど形式的な儀礼であった。そのあと、大工・左官などの職人は親方の家に集まって、祝宴のもてなしを受けた。
   
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