第3編 信仰と文化財
第2章 指定文化財
第4節 町指定の有形文化財
長伝寺天井絵
本堂大間の格天井80間と格折り上げ天井36間に描かれている計116枚の写実的彩色画である。ただし、天井の修理によって現在は数枚が失われている。図柄は、天人・竜など架空のものや、トラ・コイなどの動物、アヤメ・ノギク・ギボシなどの草花が格間の板に直接描かれている。絵の方向は一定していない。
絵師は泰雲和尚であり、和尚が長伝寺の本寺・龍徳寺に着座した後、製作したものと思われる。
長伝寺の天井絵(部分)
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