第3編 信仰と文化財
第2章 指定文化財
第4節 町指定の有形文化財

覚善寺天井絵
 本堂外陣〈げじん〉の格天井三六間〈ま〉に、ウメ・ネコヤナギ・ザクロ・カキなど花木・果物を岩絵の具で円形に描いている。胡粉〈ごふん〉の白の上に描かれており、光の届きにくい天井にあっても比較的よく見ることができる。
 当寺第四世澄道の外孫で、のち龍徳寺第25世住職となった泰雲和尚の安政5年(1858)の作といわれる。和尚は書画ともに優れていた。


覚善寺の天井絵(部分)


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