第3編 信仰と文化財 第2章 指定文化財 第4節 町指定の有形文化財 日本各時代意匠表紙図案 昭和36年5月、作者千熊章禄が東郷中学校に寄贈したもので扁額に納められている。学習教材用図書の表紙用の図案集であり、縦24センチメートル、横35センチメートルの紙10枚に描かれている。 我が国の歴史を10期に分け、それぞれの時代を代表する図柄が、作者の意匠観によって図案化されている。すなわち、日本神話(神代)、日本考古学(上古)、時代建築(飛鳥)、工芸美術(奈良)、皇居(平安)、御国振(藤原)、尚武(鎌倉)、室内装飾(室町)、築城術(桃山)、歌舞伎(江戸)である。かつて、作者が東京博覧会に出品し、優等賞を得た秀作といわれる。 |
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