第3編 信仰と文化財 第1章 宗教法人 第3節 寺院 2 照量山本立(ほんりゅう)寺
о所在地 東郷町松崎255 寛政4年(1792)、本堂、庫裡(くり)改築。 天保15年(1844)7月、開祖日什(にちじゅう)の宝塔建立、施主・市橋作兵衛。 嘉永7年(1854)、山門再建、施主・市橋作兵衛。 о山茶花(さざんか)の大木 当山には山茶花の大木がある。縁結びの御神木と称し、晩秋から正月ごろまでの開花は美しく、人々の目を楽しませている。 о寺宝「日蓮の曼陀羅」 信徒・倉吉の宇崎はな女の寄進(25世・津村俊乗の代)で、日蓮の真筆といわれる。 о寺宝「大涅槃(ねはん)図」 裏に「宝永2年(注)5月15日、開眼供養之導師、洛陽寂光寺日證、伯州河村郡松崎照量山本立寺常住、代五世心静院日蓮」と記してある。 (注) 宝永2年は1705年。開眼(かいげん)=仏像・仏画ができたとき、霊を入れるために行う供養の式。洛陽(らくよう)=みやこ、ここでは京都。
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