第3編 信仰と文化財 第1章 宗教法人 第2節 神社・教団 7 北野神社
京都の北野神社を勧請して創建された。明治元年までは、門田字「天神谷」の高地にあて、天満宮と称していたが、参拝に不便であったため、同字「才ノ神」の地に移転し、北野神社と改称した 昭和11年改築造営に際し、境内が狭い上、隣接地が墓地のため、拡張の余地がなかった。そこで現在の新社地を求め、本殿・幣殿・拝殿・随神門などを新築し、昭和14年に移転を終了した。付近は南条時代の古戦場と伝えられる。 当社は文学の神としての信仰が厚く、毎年初天神(正月25日)の前夜、児童の書画を境内に展覧するならわしがある。近年では社紋を押した半紙に書き初めをさせたものを展覧している。当夜は天神籠(ごも)りと称して氏子が参籠(ろう)し、初天神当日は祭典に続いて勧学祭が行われる。
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