第二編 歴史
第四章 近代・現代
第九節 学校教育
 一  教育制度の変遷と町内の概観
(五) 昭和後期

父母と先生の会
 戦後になって、それまでの教育後援会に代わって、父母と先生の会(PTA)が結成される。
 昭和二十二年七月には花見小学校で、同年八月には東郷小学校で創立されている。また、舎人小学校では同年十二月にPTAの設立総会が開かれた。松崎小学校では二十三年度にPTAの文字が初めて見える(各校沿革史)。花見小学校の場合は、結成の三か月後、学校用の炭材の伐採作業を行っている。PTAは、奉仕作業や寄付活動などで戦後の荒廃した学校施設の整備改善に大きく寄与した。また、父母はその活動によって、学校に親しみを覚え、児童生徒の教育に関心を持つことになった(『鳥取県教育史/戦後/編/』)。
  ○各校の歴代PTA会長
  〔東郷小学校〕河本真澄 森田彦治郎 河原義治
  〔東郷中学校〕山田信春 上福喜一郎 市橋寿雄
  (注) 昭和二十七年度までの舎人・松崎・花見小学校のPTA会長名は、記録が残っていない。
   
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