第二編 歴史 第四章 近代・現代 第九節 学校教育 一 教育制度の変遷と町内の概観 (五) 昭和後期 学校給食の開始 戦後の学校給食では、花見小学校が昭和二十四年二月から実施しているのが最初である。また、東郷小学校では、同年度からミルクの給食を始めている(各校沿革史)。舎人・松崎両校については記録ないが、松崎幼稚園(後述)の「沿革史」の二十五年度の項に、「脱脂乳を小学校より受け園児に与える」とあるから、松崎小学校ではこの当時、ミルクの給食が始まっていたものと考えられる。当時の詳しい状況は不明であるが、『鳥取県教育史/戦後/編/』によると、昭和二十六年当時、県内で完全給食一五校、ミルクのみの補食給食一四八校であり、実施率は全体で約七〇パーセントであったという。学校給食は、昭和二十九年に「学校給食法」が制定されてから、次第に充実されていくことになる。 |
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