第二編 歴史
第四章 近代・現代
第九節 学校教育
 一  教育制度の変遷と町内の概観
(四) 昭和前期

託児所の開設
 昭和三年の五月三十一日から五日間、舎人校では講堂や教室を利用して、舎人村託児所を開設している。この期間は、同校の農繁休業日であった。これが、町内の保育所の起こりと思われる。同校の場合は、村長と校長が主体となって経営に当たったという。三歳から七歳までの幼児約五〇人を預かった。
 舎人校のほか、花見校でも託児所が開設された。昭和十四年度から農繁期に、学校主催の託児所(同十七年度から保育所)を設けた。一般家庭から歓迎されたと記録されている(「花見小沿革史」)。
   
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