第二編 歴史
第四章 近代・現代
第九節 学校教育
一 教育制度の変遷と町内の概観
(二) 明治時代
生徒の心得
東郷小学校には、明治十年に書かれた「小学教師生徒心得」が伝わっている。ここで全文は紹介しないが、生徒の主な心得として「毎日参校ハ受業時限十分前タル可シ」、「校ニ入リ席ニ就カントスル時教師ニ礼ヲ致ス可シ」、「席ニ着キテハ他念ナク教師ノ教へ方ヲ伺ヒ仮リニモ外見雑談等ヲ為ス可カラズ」などの条文がみられる。生徒に、規律正しい態度が要求されていたのである(前掲『卒業生が語る百年史』)。
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