第2編 歴史
第4章 近代・現代
第7節 商工・金融業
 1  商工業

その他の製造業
 前掲・松崎郵便局の「状況調査」の控えによると、明治40年前後、宮内字「椎山」に字野の尾崎隼人が経営する〈ろう〉油製造場があったという。
 また、昭和28年3月の町村合併当時、田畑二の集落内に鳥取県農業協同組合連合会が経営する東郷農薬工場が、舎人村の県道沿い(現・舎人製材所の場所)に同村農業協同組合経営の製材所があった(資料編135号を参照)。このうち農薬工場では石灰硫黄合剤を製造し、県中部地区に広く販売していたという。製材業では、ほかに田畑二の中村製材所、中興寺の長棟製材所、長和田の松岡製材所などがあった。このほか、東郷町農業協同組合刊『創立30年の歩み』は、同24年、花見村農業協同組合が製綿工場を新設したとする。
 花見村営の瓦〈かわら〉工場については、前節「財政と村政」を参照されたい。
   
<前頁
次頁>