第2編 歴史 第4章 近代・現代 第2節 財政と村政 2 主要な村政 (2) 社会福祉 保育園の開設 保育園の前身ともいえる託児所は、昭和3年から舎人尋常小学校、同14年から花見尋常小学校でそれぞれ開設された(「学校教育」の節「託児所の開設」の項参照)。町内に保育園が誕生したのは、昭和26年以降である。 同年3月、私立太養保育園が方地の宗教法人・覚善寺の本堂と庫裏を園舎に充て開園した。園長は千石皓教であった。また、同月、東郷・松崎両幼稚園(「学校教育」の節「幼稚園の設立」の項参照)が、東郷松崎町立の第1・第2保育園と改められた。両園は、同28年4月の東郷町の誕生に伴って、それぞれ町立の東郷保育園、松崎保育園(後に松崎幼稚園)と改称している。花見保育園の開設は、同27年4月であった。当初は、花見小学校の旧校舎を改造して園舎に充てたが、翌28年3月、現在地に新築し、4月には花見村立から東郷町立花見保育園と改称した。 なお、松崎・東郷・花見各保育園の当初の園長は、各町村長が兼務した。また、東郷・花見両保育園は、昭和45年度から保育所と改称した。 |
|