第2編 歴史
第2章 中世
第3節 室町・戦国時代
 1  室町時代の山名・南条氏

応仁の大乱
 こののち、斯波・畠山両氏は内部抗争により分裂して力を失い、中央の主導権は専ら細川・山名両氏が握ることになった。応仁元年(1467)将軍義政の跡継ぎの問題に、両氏の勢力争いがからんで、東軍(細川勝元)と西軍(山名持豊)が京都を中心に戦った。応仁の大乱である。諸国の大名もそれぞれ東西に分かれて争った。西軍として参戦した教之の招きに応じて、小鴨・南条・進・村上などの伯耆衆が上京して戦陣に加わったという。この戦いは長引いて11か年にわたり、教之は中途で伯耆に帰り病死した。


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