第2編 歴史
第2章 中世
第1節 中世の概説

戦国時代の勢力交替
 応仁の乱後、世はいわゆる戦国時代に入る。南北朝時代から伯耆に勢力を振るった山名氏も、乱後次第に衰え、代わって東伯耆では羽衣石南条氏の勢力が伸びてくる。そのほか・伯耆の有力者に小鴨・進・村上・行松氏らがあったが、いずれも伯耆一国を統一するほどの大きな勢力には成長しなかった。このことが出雲に興った尼子氏の伯耆席巻を許した一因であろう。


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