第1編 自然と地理
第2章 人口と集落
第1節 人口と世帯数

5 産業別就業人口
 昭和30年からの国勢調査によって、本町の産業別就業者数の推移を表14に示した。同55年の結果では、15歳以上の就業者数は4251人で、産業別では
 第1次産業(農・漁業など)1704人、40.1パーセント(県平均20.5パーセント)
 第2次産業(建設・製造業など)876人、20.6パーセント(同28.9パーセント)
 第3次産業(卸売・小売・サービス業など)1671人、39.3パーセント(同50.6パーセント)
となる。県の平均と比較すると、第1次産業就業比は約2倍であり、したがって、第2次・第3次産業就業比がそれぞれ10パーセント内外少ないことが分かる。
 しかし、30年分と55年分の就業人口を比較すると、第1次産業は約半減し、第2次産業は約3倍、第3次産業は2倍を超えて増加していることが分かる。これは、農業の基盤整備や機械化、経営合理化に伴って、他産業への就業が増えたためであろう。

表14 産業別(3部門)就業人口の推移(15歳以上)
年 次 総人口 就業人口(実数) 構成比(%)
総数 第1次
産 業
第2次
産 業
第3次
産 業
第1次
産 業
第2次
産 業
第3次
産 業
昭和30年
 35
 40
 45
 50
 55
8,835
8,556
8,044
7,404
7,185
7,222
4,382
4,544
4,101
4,320
4,230
4,251
3,255
2,924
2,273
1,443
1,866
1,704
298
465
409
700
789
876
829
1,155
1,419
2,177
1,575
1,671
74.3
64.3
55.4
33.4
44.1
40.1
6.8
10.2
10.0
16.2
18.7
20.6
18.9
25.4
34.6
50.4
37.2
39.3
55年度の県の構成比 20.5 28.9 50.6
(国勢調査による)

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