第1編 自然と地理
第1章 自然と環境
第4節 東郷湖
 1  湖の成因

砂丘の形成
 約7万年前になると、各河川が山地を浸食して運ぶ砂礫のため、東郷湾の奥部は次第に浅くなった。また、約5万〜3万年前のウルム氷期になると、海岸線が数回にわたって大きく後退した。一説によると、一時は海面が一〇〇メートル以上も低下したという。この時期、茶臼山の周辺などでは風によって運ばれた砂がたい積して砂丘が形成された。また、東郷湾の周辺では河川のたい積作用や、大山の火山活動による中部・上部火山灰などによって、次第に陸地化していったとみられる(図6)。

図6 東郷湖周辺の変遷想定図2

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