第2編  歴史
第4章  近代・現代
第10節 社会教育
 1   社会教育の活動

概説

 社会教育とは、「学校教育以外の、主として青少年及び成人に対して行われる組織的な教育活動」をいう(『広辞苑』)。社会教育という言葉が初めて用いられたのは、大正10年6月の文部省官制の改正によるとされる。それまでは、通俗教育と呼ばれていた。
 「東郷小沿革史」には、大正7年に、学校組合会の主催で通俗教育幻灯会を2回開催した(延べ来観者850余人)と記録されている。詳細は不明であるが、時期的にみて、第一次世界大戦に伴う時局の啓蒙、あるいは赤痢などの伝染病予防を呼び掛ける内容であったと思われる(第2節「衛生講話とスペイン風邪」の項を参照)。
 以下、町内に残る記録を基に、今日でいう社会教育の取り組みの概要を述べることにする。大正から昭和前期にかけて設けられた勤労青年のための農業補習学校、青年訓練所、青年学校などは、前節「学校教育」を参照されたい。また、広く社会教育の活動の場として組織化された青年会(団)、処女会、婦人会については、項を改めて述べる。
   
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