2編 歴史

3章 近世

6節 近世の文化

2 俳諧

 

俳諧の流行

 庶民の教養・娯楽としての俳諧が普及し、隆盛を迎えるに至るのは、宝暦・明和(1751〜71)のころからといわれる(『鳥取県史5近世文化産業』)。そのころ、因伯でも芭蕉の句碑が建立され、俳書の刊行が始まる。これらの俳書などの中に、町内の俳人たちの作品が数多く収録されているが、本名や経歴などはほとんど分からない。