はじめに

町 章

 湯梨浜町の頭文字「Y」をモチーフに、大空に羽ばたく翼をイメージし、青と緑と白で豊かな自然(海・池・温泉・梨・砂浜)を表現しており、全体として、自然・人・産業が共生する町の団結、友愛、飛躍発展を願うとともに、明るい未来を表現しています。

町の花

トウテイラン
 環境省の絶滅危惧II類(VU)に指定されている植物で、県内では湯梨浜町のみに自生しています。町の花として、将来にわたり保護していきたいという思いから、町花に選定されました。
 トウテイは中国四川省の「洞庭湖」の水色を連想したもので、ランは「蘭」ではなく「藍」の意味です。8月から10月にかけて、淡い青紫色の花が咲きます。

町の木


 梨はバラ科梨属に属する植物で、春には美しい白色の花が咲き乱れ、9月ごろには大きな実が熟します。
 湯梨浜町には梨の生産者が多く、二十世紀梨の産地として有名です。また町名にも「梨」の字が使われており、町の木としてふさわしいことから、町木に選定されました。

町の鳥

※写真提供:細谷賢明氏(鳥取市)

サンコウチョウ(三光鳥)
 サンコウチョウは毎年、町内の森林(羽衣石など)に渡ってくる、目のふちとくちばしがコバルトブルーの美しい小鳥で、その鳴き声を「ツキ、ヒー、ホシ(月、日、星)、ホイ、ホイ、ホイ」と聞きなして「三光鳥」と名づけられたと言われています。鳥取県が準絶滅危惧種に指定して、保護を呼びかけている貴重な種でもあります。
 旧3町村が一緒になって、さらにキラリと光り輝いていくことに願いをこめて選定されました。

町の魚介類(内水面)

シジミ
 東郷池のシジミは昔から食卓にあがり、みなさんに親しまれているものです。
 ここで採れるシジミは粒が大きく、その色つやから「黒いダイヤ」と呼ばれることもあり、町内外にアピールできるものであることから、選定されました。

町の魚介類(海面)

岩ガキ
 泊、羽合地域の海岸で採れる天然の岩ガキは、ビタミン類が豊富で、海のミルクと呼ばれ、「夏輝(なつき)」ブランドとして人気を集めています。
 湯梨浜町が町内外に誇ることができる産物であることから、選定されました。