湯梨浜町(ゆりはまちょう)の頭文字(かしらもじ)「Y」をモチーフに、大空(おおぞら)に羽(は)ばたく翼(つばさ)をイメージし、青(あお)と緑(みどり)と白(しろ)で豊(ゆた)かな自然(しぜん)(海(うみ)・湖(みずうみ)・温泉(おんせん)・梨(なし)・砂浜(すなはま))を表現(ひょうげん)しています。 全体(ぜんたい)として、自然(しぜん)・人(ひと)・産業(さんぎょう)が共生(きょうせい)する新町(しんちょう)の団結(だんけつ)、友愛(ゆうあい)、飛躍発展(ひやくはってん)を願(ねが)うとともに、明(あか)るい未来(みらい)を表現(ひょうげん)しています。
環境省(かんきょうしょう)の絶滅危惧U類(ぜつめつきぐにるい)(VU)に指定(してい)されている植物(しょくぶつ)で、県内(けんない)では湯梨浜町(ゆりはまちょう)のみに自生(じせい)しています。町(まち)の花(はな)として、将来(しょうらい)にわたり保護(ほご)していきたいという思(おも)いから、町花(ちょうか)に選(えら)ばれました。 トウテイは中国(ちゅうごく)四川省(しせんしょう)の「洞庭湖(どうていこ)」の水色(みずいろ)を連想(れんそう)したもので、ランは「蘭(らん)」ではなく「藍(あい)」の意味(いみ)です。8月(がつ)から10月(がつ)にかけて、淡(あわ)い青紫色(あおむらさきいろ)の花(はな)が咲(さ)きます。
梨(なし)はバラ科(か)梨属(なしぞく)に属(ぞく)する植物(しょくぶつ)で、春(はる)には美(うつく)しい白色(しろいろ)の花(はな)が咲(さ)き乱(みだ)れ、9月(がつ)ごろには大(おお)きな実(み)が熟(じゅく)します。 湯梨浜町(ゆりはまちょう)には梨(なし)の生産者(せいさんしゃ)が多(おお)く、二十世紀梨(にじっせいきなし)の産地(さんち)として日本一(にほんいち)有名(ゆうめい)です。また町名(ちょうめい)にも「梨(なし)」の字(じ)が使(つか)われており、町(まち)の木(き)としてふさわしいことから、町木(ちょうぼく)に選定(せんてい)されました。