第2編 歴史
第3章 近世
第4節 庶民の生活
1 新田畑の開墾と草山争論
東郷地区の新田開発
東郷地区の新田開発に関する史料に、文久2年(1862)と明治2年(1869)のものがある(別所・西田陽二所蔵)。その一通を掲げる。
流し山について、村民の賛否を照会する文書に対する回答である。前項と同様に、既存(古地分)の田地に損害を及ぼさないことを第一の条件に挙げ、工事に際しては、村民を人夫に雇用することなどを願っている。東郷川右岸の方面橋東南方の山の中腹に幅1メートル程度の井手の跡が残っているが、この時のものであるかどうかは、つまびらかでない。