第2編 歴史
第3章 近世
第1節 近世初期の時代
池田光政の統治
元和3年(1617)8月に至り、池田光政が播磨(兵庫県)から因伯に移封され、寛永9年(1632)まで16年間統治した。町域内におけるこの時代の史料に、元和3年10月11日付けの「小鹿谷八幡宮領安堵状」写し(資料編16号)がある。この文章に署名した片山孫左衛門以下5名は、現地の代官と思われる。
なお、付言すれば、小鹿谷八幡宮は創建年代は不明であるが、戦国時代からこの地を統治した尼子・南条・吉川氏、近世に入って中村忠一・山田五郎兵衛・池田光政、さらに後述の池田光仲などの寄進状・安堵状の類を伝えており、武将の信仰が厚かったことを物語る(資料編11〜17号)。しかし、これらの文書は写しであり、原本は既に滅失したものと思われる。
また、大正期の神社合併により、小鹿谷八幡宮は東郷神社に合祀(ごうし)されて今はない。